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飲食店・店舗の採用代行|アルバイトの採用代行で任せられること・費用・選び方

この記事の結論

飲食店・店舗の採用代行とは、ホールとキッチン・時間帯ごとの求人の出し分け、Indeedなどの媒体運用、応募後の連絡や日程調整といったアルバイト採用の実務を、店長の代わりに外の会社が回すサービスです。面接と採否、初日の受け入れは店に残るので、選ぶときは「どこまで任せ、何が店に残るか」と、求人広告費を含めた総額で比べます。

ランチのピークが終わって、ようやく応募の通知を開く。電話をかけ直すと、もうつながらない。夜の営業が始まり、気づけば3日たっている。飲食店の店長やオーナーから、よく聞く採用の風景です。飲食店・店舗の採用代行は、こうしたアルバイト採用の実務を、店長の代わりに外の会社が回すサービスです。採用代行(RPO)そのものの説明は「採用代行(RPO)とは?会社による違いと店舗・アルバイト採用での選び方」にまとめています。この記事では、飲食店を中心とした店舗のアルバイト採用に絞って、アルバイトの採用代行に何を任せられるのか、費用をどう見るのか、どう選べばよいのかを具体的に整理します。

飲食店の採用代行を考える前に: アルバイト採用がほかと違う4つの点

飲食店の採用を外に任せるかを考える前に、何が難しいのかを確認しておきます。

1. 店長の手が空く時間が、応募者の動ける時間とずれている 飲食店は、ランチとディナーのピーク帯に店長が現場から離れられません。代表の中野谷は、飲食店のオーナーが面接できるのは14時から16〜17時ごろのアイドルタイムくらいで、働きながら仕事を探している応募者はその時間に動けないことが多い、と話しています。日程が合わずに1週間後になり、その間にほかの店に決まってしまう。飲食店でよく見る取りこぼしです。

2. ホールとキッチンで、探している人が違う 求職者はホールならホール、キッチンならキッチンの言葉で仕事を探します。ホールとして出した求人は、キッチンの仕事を探している人にはそもそも届きにくい。だから求人は、ホールとキッチン、ランチ帯と夜の帯、経験者と未経験者のように分けて出すのが基本になります。分けた求人ごとに原稿と給与を書き分ける手間がかかるので、ここが店長の手に余りやすいところです。

3. 応募の入口がIndeedに集中している 全業種で見ると、当社の支援先に届いた応募の77.6%がIndeed経由でした(応募総数22,442件)(出典: AccompanyOn「店舗採用データ 2026」2026年1〜8月・全業種。当社支援先の実績で、市場平均ではありません)。職種名の付け方ひとつで表示される相手が変わるので、求人をどう出すかの腕がそのまま応募数に出ます。

4. 採用して終わりではなく、最初の数回で決まる 飲食店は、いちばん忙しい曜日に初日を迎えると辞めやすい、と中野谷はよく話します。教える側に余裕がなく、本人も居場所がないと感じるからです。採用の仕事は、初日のシフトの組み方まで続いています。

当社の飲食の支援データ: 広告費を増やす前に直せる余地

飲食店の採用で、広告費がどう使われているかも見ておきます。当社の支援先のうち飲食の会社では、次のような数字でした(出典: AccompanyOn「店舗採用データ 2026」2026年。当社支援先の実績で、市場平均ではありません)。

指標 飲食の数字 対象・期間
Indeed有料配信の応募単価(社ごとの中央値) 2,325円(中央の半数は1,508〜3,470円) 飲食18社・2026年7月31日〜8月29日頃の30日間
表示→クリック率 / クリック→応募率(合算) 6.26% / 3.4% 同上
30日間で応募0件だった有料配信求人 263求人のうち48.6% 同上
実質応募単価(有料・無料を合わせた全応募で割った額・社ごとの中央値) 1,486円(中央の半数は947〜2,459円) 飲食21社・2026年1〜8月

読み取れることは2つです。1つ目は、同じようにお金をかけていても、応募まで届く求人と届かない求人に分かれていること。有料配信した求人の半数近くが、30日間で応募0件でした。2つ目は、無料枠からの応募も数えると、応募1件あたりのコストは有料配信だけで見るより低くなることです。飲食店の採用では、広告費を増やす前に、求人の出し分けや職種名、写真を直す余地が大きいということでもあります。

飲食店・アルバイトの採用代行に任せられること、店に残ること

採用の流れに沿って、飲食店の場合を具体的に並べます。一般的な業務の範囲は「採用代行はどこまでやってくれる?業務範囲と外注の判断基準」で詳しく扱っています。

段 採用代行に任せやすいこと 店に残ること
求人づくり ホール・キッチン・時間帯・経験の有無ごとの求人の出し分け、職種名、原稿、写真の撮り方の指示 仕事の実情(ピーク帯の忙しさ、まかない、シフトの組み方)を伝えること
媒体運用 Indeedなどの掲載、表示・クリック・応募の数字の確認、止まった求人の手直し 予算の上限を決めること
応募後の連絡 応募直後の連絡、電話とSMSでのフォロー、面接日程の調整、前日のリマインド 面接できる日時の枠を先に渡しておくこと
面接 (面接の前段を任せる選択肢もある) 面接、採否の判断
入店後 — 初日のシフトの組み方、最初の数回の教え方

飲食店でとくに効くのは、「応募後の連絡」の段です。店長が面接できる枠(たとえば平日の14〜16時と、定休日前日の夕方など)を先に預けてもらえれば、応募が入った時点でその枠から日程を提案できます。店長がピークを終えて通知を開くころには、面接の予定が入っている状態を作れます。連絡が早いほど、応募者がほかの店に決める前に会えます。

一方で、面接と採否の判断は店に残ります。店の雰囲気を伝え、一緒に働く人を決めるのは、最後は店長やオーナーの仕事です。また、求職者を紹介して雇用関係の成立をあっせんする職業紹介は、手数料を受けて行うには許可が必要な別の事業で(出典: 石川労働局「職業紹介事業とは」2026年9月確認)、採用代行の範囲とは位置づけが違います。

店舗の採用代行の費用: 代行費と広告費を足して、採用1人あたりで比べる

採用代行の料金体系は、月額固定・成果報酬・作業ごとの従量課金の3つが一般的です。それぞれの特徴は「採用代行(RPO)の費用はどう決まる?料金体系と選び方」で解説しているので、ここでは飲食店で見落としやすい点に絞ります。

  • 広告費は別にかかる — 代行費が安く見えても、求人媒体に払う広告費を足すと総額が変わります。見積もりでは必ず両方を足して比べます
  • 応募単価ではなく採用単価で見る — 飲食店のアルバイトは、応募が来ても連絡がつかない、面接に来ない、が起こりやすい業態です。応募1件の安さより、採用1人にいくらかかったかで判断します
  • 報酬が広告費に連動するか — 広告費が増えるほど代行会社の報酬も増える仕組みだと、提案は「もっと出しましょう」に寄りやすくなります。この構造の話は「求人広告代理店と採用代行の違い」で詳しく書きました

ちなみにクルスタの料金は、複数店舗なら月額80,000円、1店舗のみなら月額50,000円です。初期導入費が50,000円〜かかり、最低契約期間はありません。媒体に払う広告費はお客さまの実費で、そこに当社の手数料は乗りません。

飲食店・店舗の採用代行、おすすめの選び方

「飲食店におすすめの採用代行はどこか」と聞かれたら、私はまず店の状況を伺います。同じ飲食店でも、応募そのものが来ていない店と、応募は来ているのに会えていない店では、任せるべき相手が違うからです。

  • 応募が来ていない — ホールとキッチン・時間帯で求人を出し分け、Indeedなどの数字を見て毎月直してくれる、店舗・アルバイト特化のタイプが候補です
  • 応募はあるのに、連絡がつかない・面接に来ない — 応募後の連絡や日程調整、一次面接まで引き受ける面接代行・AI面接のタイプが候補です
  • 新店オープンで、期限までに人数をそろえたい — 媒体の手配が早い求人広告代理店のタイプも選択肢に入ります

タイプが決まったら、その会社が飲食店のアルバイト採用を日常的に扱っているか、求人広告費を足した総額、報酬が広告費に連動するかを比べます。採用代行を6つのタイプに分け、料金の取り方・任せられる範囲・向いている店舗を並べた比較表は採用代行のおすすめの選び方と比較にまとめました。

飲食店が採用代行を選ぶときに聞きたい5つのこと

商談の場で、次の5つを聞いてみてください。答え方で、飲食店の採用を分かっている会社かどうかが見えます。

  1. ホールとキッチン、時間帯で求人を分けてくれるか — 1本の求人にまとめて出すだけの提案なら、表示の広がりは期待できません。分けた求人を重複と判断されないよう、どう書き分けるかまで聞きます
  2. 応募から最初の連絡まで、何時間以内に、何で連絡するか — メールだけだと気づかれないことが多いので、電話やSMSを使うかを確かめます
  3. 店長の面接枠をどう預かるか — ピーク帯を避けた枠の預け方、ドタキャン時の再調整まで決まっているかを聞きます
  4. レポートに何が載るか — 応募数だけでなく、求人ごとの表示回数・クリック率・応募率まで見られるかを確かめます。サンプルを見せてもらうのが確実です
  5. 広告費を減らす提案をしたことがあるか — 報酬が広告費に連動しない会社なら、この質問に具体的に答えられるはずです

あわせて、求人の職種名に「ウエイトレス」のような性別を表す名称を使う提案が出てこないかも見ておいてください。厚生労働省は、男女のいずれかを表す名称で募集職種を表示することを男女雇用機会均等法上の違法事例として挙げています(出典: 厚生労働省「男女均等な採用選考ルール」2026年9月確認)。法令への配慮があるかは、原稿の細部に出ます。

採用代行を使っても、店長が手放さないほうがいいこと

外に任せられる仕事が増えるほど、店に残る仕事の意味は大きくなります。とくに次の2つは、店長の手元に残してください。

  • 面接で、仕事の大変なところを先に伝えること — ピーク帯の忙しさや立ち仕事のきつさを隠さずに伝え、そのうえで来てくれる人を採ります。私たちの店舗でも、面接で大変なところから話すようにしています
  • 最初の数回のシフトを、店長が組むこと — いちばん忙しい日を初日にしない。最初の期間は間を空けずに入ってもらい、覚えたことを忘れないうちに次を教える

代表・中野谷のひとこと

飲食店の定着率で言うと、金曜日に初日に働くと辞めやすい、というのもあって。そういうのは意識したほうがいいかもしれないです。既存の作業が回っている中に新人がポンと入っても、私邪魔なんじゃないの、という気持ちになっちゃうので、辞めやすかったりはするんです。せっかく応募を集めて、せっかく採用して、すぐ辞めましたとなったら、何やってるんだろう、ってなっちゃうじゃないですか。

(YouTube「【必見】採用だけじゃ意味がない!新人を定着させて即戦力化する極意」より)

採用代行は、店長の時間を「応募を追いかける仕事」から「来てくれた人を迎える仕事」に移すための道具です。店長が面接と受け入れに集中できる状態を作れるかどうかで、選んでください。

まとめ

  • 飲食店のアルバイト採用は、店長がピーク帯に手を離せない、ホールとキッチンで探す人が違う、応募の入口がIndeedに集中している、初日の迎え方で定着が変わる、という事情がある
  • 当社の飲食の支援先では、有料配信した求人の半数近くが30日間で応募0件だった。広告費を増やす前に、求人の出し分けと原稿を直す余地が大きい
  • 採用代行に任せやすいのは、求人の出し分け・媒体運用・応募直後の連絡と日程調整。面接と採否、初日の受け入れは店に残る
  • 費用は広告費を足した総額で、採用1人あたりで比べる。報酬が広告費に連動するかも確認する
  • おすすめの選び方は、応募が来ないのか、応募後に会えないのかで変わる。詰まっている段を引き受けるタイプを選んでから、会社を比べる

次の一歩は、この1か月に来た応募を並べて、応募から最初の連絡までに何時間かかったかを書き出してみることです。そこが1日を超えているなら、求人を増やすより先に、応募後の連絡を任せることを考えてみてください。

動画で見る

代表の中野谷が発信している YouTube「店舗運営チャンネル【採用と集客】」から、この記事に関係する回です。

【独自ノウハウ】採用のプロが徹底サポート!店舗の即戦力の採用を実現するクルスタ!
店舗に特化した採用代行で何を引き受けるのか、飲食や美容で知見がたまっていることを代表が話しています。
【必見】採用だけじゃ意味がない!新人を定着させて即戦力化する極意
応募者に気づいてもらう連絡の仕方と、飲食店で初日をいちばん忙しい曜日にしないほうがよい理由を代表が話しています。

よくある質問

飲食店のアルバイト採用も採用代行に任せられますか?

任せられます。飲食店のアルバイト採用は欠員補充が一年中続き、店長がピーク帯に手を離せないため、求人の出し分けや応募者への連絡を外に任せる効果が出やすい領域です。面接と採否の判断は店に残ります。

飲食店の採用代行では何をしてもらえますか?

一般的には、ホールとキッチン・時間帯・経験の有無ごとの求人づくり、Indeedなどの媒体運用と数字の確認、応募者への連絡、面接の日程調整とリマインドです。どこまで含むかは会社によって違うので、契約前に範囲を確認します。

飲食店の採用代行の費用はどう比べればよいですか?

代行会社への支払いだけでなく、求人媒体に払う広告費を足した総額で比べ、最終的には採用1人あたりにいくらかかったかで判断します。代行会社の報酬が広告費に連動するかどうかも確認しておくと、提案の中身を見極めやすくなります。

飲食店・店舗の採用代行は、どう選べばよいですか?

応募そのものが来ていないのか、応募はあるのに会えていないのかを先に分けます。前者なら求人の出し分けと媒体運用に強い店舗特化のタイプ、後者なら応募後の連絡や一次面接を引き受ける面接代行のタイプが候補です。そのうえで、飲食店のアルバイト採用の経験と、広告費を含めた総額、報酬が広告費に連動するかを比べます。

採用代行と人材紹介は何が違いますか?

採用代行は自社の求人に応募が集まり面接につながるまでの実務を代わりに動かすサービスです。求職者を紹介して雇用関係の成立をあっせんする職業紹介は、手数料を受けて行うには許可が必要な別の事業です。

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