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店舗採用・応募支援

歯科医院・クリニックの採用代行|衛生士・助手・受付の採用を任せるとき

この記事の結論

歯科医院・クリニックの採用代行は、歯科衛生士・歯科助手・受付(クリニックなら看護師・医療事務)を職種ごとに分けた求人づくりと媒体運用を任せ、資格で決まる仕事の範囲の確認と、院長やスタッフと会う場は医院に残す形が合います。頼み先は職種で分け、資格者は人材紹介も含めて、助手・受付は求人広告や採用代行で、と考えるのが選び方の基本です。

診療の合間に応募の通知に気づいても、次の患者さんが待っている。折り返しの電話は昼休みにずれ込み、その日のうちにつながらない。歯科医院やクリニックの院長・事務長から、よく聞く採用の悩みです。

結論から言うと、歯科医院・クリニックの採用代行は、歯科衛生士・歯科助手・受付(クリニックなら看護師・医療事務)を職種ごとに分けた求人づくりと媒体運用を任せ、資格で決まる仕事の範囲の確認と、院長やスタッフと会う場は医院に残す形が合います。この記事では、歯科医院・クリニックが採用を外に任せるときに、何を任せられるのか、職種ごとの頼み先の分け方、選び方と費用の型を整理します。職種ごとの求人の書き方のコツは「歯科医院・クリニックの採用のコツ|衛生士・助手・受付は求人を分けて出す」にまとめているので、ここでは「任せ方」に絞ります。

職種によって、頼み先を分ける

歯科医院・クリニックの採用は、職種ごとに相手の数も探し方も違います。だから「どこか1社に全部任せる」より先に、職種ごとに合う頼み先を考えると、無駄なお金をかけずにすみます。

職種 相手の特徴 合いやすい頼み先 気をつけたいこと
歯科衛生士 国家資格。探している人そのものが限られる 人材紹介、医療に特化した求人サイト、スカウト、採用代行 紹介手数料の決まり方。ブランクのある人への入口
歯科助手 資格がなくても始められる 採用代行、総合型の求人サイト 資格で決まる仕事を求人に書かない
受付・医療事務 資格がなくても始められる。事務や接客の経験者が多い 採用代行、総合型の求人サイト 診療時間に合わせた勤務の時間帯
看護師(クリニック) 国家資格。探している人が限られる 人材紹介、医療に特化した求人サイト 担当する仕事の範囲と、外来の時間帯

代表・中野谷のひとこと

専門職になってくると、その道をある程度歩んでいかなきゃいけないので、パイが少なかったりはします。

(YouTube「【永久保存版】業種別の採用難易度ランキング!職種でマッチする採用媒体を使わないと損!」より)

資格者の採用は、1件の応募の重みが大きくなります。たとえば当社の支援先で、医療・介護・美容などに特化した求人サイトのジョブメドレーを使っていた23社では、1社あたりの月の応募は中央値で2.5件でした(出典: 当社「店舗採用データ 2026」2026年1〜8月。業種を分けていない数字で、当社支援先の実績のため市場平均ではありません)。数が多くない応募を確実に面接までつなぐには、応募が来てからの連絡の速さがそのまま結果に出ます。媒体そのものの使い方は「ジョブメドレーの使い方」で解説しています。

歯科医院・クリニックの採用代行に任せられること・医院に残すこと

段 採用代行に任せやすいこと 医院に残すこと
求人の設計 衛生士・助手・受付への出し分け、常勤と短時間パートの分け方、職種名の付け方 どの職種を何人、いつまでに採りたいかを決めること
原稿 診療時間に合わせた勤務の書き方、教え方や担当の流れを聞き取って書くこと 資格で決まる仕事の範囲が正しく書けているかを確かめること
媒体運用 総合型と医療に特化した求人サイトの使い分け、数字の確認、止まった求人の手直し 広告費の上限を決めること
スカウト 資格や経験で探せる媒体での送信、文面の型づくり 送る相手の条件を一緒に決めること
応募後 (任せるなら面接代行・AI面接のタイプと組み合わせる) 面接や見学の日程調整(任せない場合)
面接・見学 — 院長や先輩のスタッフと会ってもらうこと、医院の方針の説明、合否の判断

少人数の医院では、応募する人は「誰と働くのか」を強く気にしています。院長の考え方や、先輩のスタッフの人柄を伝える場は、外の会社に代わりを頼めません。採用代行に任せて浮いた時間は、面接や見学で医院の中を見てもらう準備に回してください。

歯科・クリニックならではの任せ方の注意点

資格で決まる仕事の範囲を、求人で守る

歯科衛生士法では、歯の表面や歯ぐきの縁の下についた汚れを機械的に取り除くことと、歯や口の中に薬を塗ることを、歯科衛生士の仕事として定め(第2条第1項)、歯科衛生士でない人がこれを仕事として行うことを禁じています(第13条。歯科医師法に基づいて行う場合を除く)(出典: e-Gov法令検索「歯科衛生士法」2026年10月確認)。歯科助手の求人の仕事内容に、こうした仕事を書いてしまうのは避けなければいけません。

採用代行に原稿を任せると、ほかの医院の求人を参考にして書いた表現がそのまま入ってくることがあります。職種ごとに「誰がどこまでやるか」を医院から先に渡し、上がってきた原稿は掲載する前に医院の目で確かめてください。外に任せた求人でも、募集する責任は医院の側にあります。

紹介会社を使うなら、認定制度も目安にする

歯科衛生士や看護師を人材紹介で採るなら、厚生労働省の委託事業として運営されている「医療・介護・保育分野における適正な有料職業紹介事業者の認定制度」も確かめておくと安心です(出典: 同制度「制度概要」2026年10月確認)。対象の職種には歯科衛生士・歯科助手・看護職などが含まれ、職種別の手数料を公表していることなどが認定の基準になっています(出典: 同制度「医療・介護・保育の求人者の方へ」2026年10月確認)。なお、人材紹介は手数料を受けて行うには厚生労働大臣の許可が必要な職業紹介の事業で(出典: 石川労働局「職業紹介事業とは」2026年10月確認)、自院の求人に応募を集める採用代行とは別のものです。

診療時間の外に来る応募を、誰が受けるか決めておく

働きながら次の職場を探している人は、仕事が終わってから動くことが少なくありません。当社でAI面接を導入した支援先6社では、面接を受けた1,117人の50.9%が平日9〜18時以外の時間に受けていました(出典: 当社「店舗採用データ 2026」2026年5月19日〜9月26日。業種を分けていない数字で、市場平均ではありません)。医院の診療時間と、応募者が動ける時間はずれやすいので、診療時間の外に来た応募への最初の連絡を誰がするのかを、契約の前に決めておいてください。採用代行が応募の入口までの契約なら、応募後の連絡は医院か、別に頼む面接代行の仕事になります。応募後の連絡や一次面接を外に出す範囲の決め方は「アルバイトの面接代行」にまとめています。

歯科医院・クリニックの採用代行の選び方

採用代行という言葉で呼ばれるサービスは、会社によって引き受ける範囲が大きく違います。全体像は「採用代行(RPO)とは?」で整理していますが、歯科医院・クリニックの場合は、商談で次の5つを聞いてみてください。

  1. 衛生士・助手・受付を、それぞれ何本の求人に分けて出すつもりか
  2. 資格で決まる仕事の範囲を、原稿でどう確かめるか
  3. 総合型と医療に特化した求人サイトを、どう使い分けるか
  4. 診療時間の外に来た応募への連絡は、誰がやるか
  5. 報酬が、採用人数や広告費に連動するか

2つ目に具体的に答えられない相手は、医療の採用に慣れていない可能性があります。医院の側で原稿を確かめる手間が増えるので、慎重に考えてください。

歯科医院・クリニックの採用代行の費用は、職種ごとに考える

費用の型は、月額固定・成果報酬・作業ごとの3つが一般的で、人材紹介なら採用ごとの紹介手数料がかかります。歯科医院・クリニックでは、職種で頼み先を分ける分、費用も職種ごとに考えると見通しが立ちます。

  • 歯科衛生士・看護師 — 少人数を確実に採りたいなら紹介手数料、時間をかけてもよいなら求人サイトやスカウトの費用。どちらが採用1人あたりで安くなるかを比べる
  • 歯科助手・受付 — 欠員補充が続くなら月額固定、単発なら作業ごと。求人広告費を足した総額で見る

代表・中野谷のひとこと

採用費は安いに越したことはないですけど、逆に採用できなくて、ずっと家賃を払ってるわけにもいかないと思うんで、そこのバランス感かなとは思います。

(YouTube「【必見】採用だけじゃ意味がない!新人を定着させて即戦力化する極意」より)

人が足りないまま診療の枠を減らしている期間も、医院にとっては見えないコストです。安さだけで頼み先を決めず、採用できるまでの期間も含めて比べてください。

まとめ

  • 歯科医院・クリニックの採用は、職種で相手の数も探し方も違う。頼み先は職種ごとに分けて考える
  • 採用代行に任せやすいのは、職種ごとの求人の出し分けと媒体運用。資格で決まる仕事の範囲の確認と、院長やスタッフと会う場は医院に残す
  • 歯科助手の求人に、歯科衛生士の仕事を書かない。外に任せた原稿も、掲載する前に医院で確かめる
  • 費用は職種ごとに、採用1人あたりと、採用できるまでの期間で比べる

次の一歩は、いま募集している職種を並べて、それぞれに今の頼み先が合っているかを見直すことです。歯科衛生士も助手も受付も、同じ1本の求人で探しているなら、そこから分けるのが最初の仕事です。

よくある質問

歯科医院・クリニックの採用も、採用代行に任せられますか?

任せられます。歯科衛生士・歯科助手・受付を職種ごとに分けた求人づくりや、媒体の数字を見て原稿を直す作業は、外に出しやすい仕事です。資格で決まる仕事の範囲の確認、院長やスタッフと会ってもらう面接・見学、合否の判断は医院に残します。

歯科衛生士の採用は、採用代行と人材紹介のどちらがよいですか?

歯科衛生士は国家資格で、探している人そのものが限られます。少人数を確実に採りたいなら人材紹介も選択肢で、医療に特化した求人サイトやスカウトと組み合わせる方法もあります。歯科助手や受付まで含めて募集が続くなら、求人を出し分けて直していく採用代行が合いやすくなります。

歯科助手の求人で、気をつけることは何ですか?

歯石などを取り除くことや、歯や口の中に薬を塗ることは、歯科衛生士法で歯科衛生士の仕事と定められています。歯科助手の求人にこうした仕事を書かないよう、外に原稿を任せるときも医院の側で確かめてください。

医療分野の人材紹介会社を選ぶときの目安はありますか?

医療・介護・保育分野には、厚生労働省の委託事業として、一定の基準を満たした有料職業紹介事業者を認定する制度があります。対象の職種には歯科衛生士・歯科助手・看護師などが含まれ、職種別の手数料を公表していることなどが基準になっています。

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