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店舗採用・応募支援

美容室・サロンの採用代行|スタイリスト・アシスタント採用を任せるときのポイント

この記事の結論

美容室・サロンの採用代行は、スタイリスト・アシスタント・美容師免許を活かせる別の職種ごとに求人を分けて出し、毎月直していく仕事を任せ、技術の確かめと店の育て方の説明は店に残す形が合います。選ぶときは、免許が要る採用の難しさを分かったうえで提案してくれるかと、求人広告費を含めた総額、報酬の決まり方で比べます。

最後のお客さまを見送ったあと、アシスタントの練習を見ながら求人サイトの管理画面を開く。表示回数は出ているのに応募がない。原稿を書き直したいけれど、明日も朝から予約が詰まっている。美容室やサロンの店長・オーナーから、よく聞く話です。

結論から言うと、美容室・サロンの採用代行は、スタイリスト・アシスタント・美容師免許を活かせる別の職種ごとに求人を分けて出し、毎月直していく仕事を任せ、技術の確かめと店の育て方の説明は店に残す形が合います。この記事では、美容室・サロンの採用を外に任せるときに、何を任せられるのか、サロンならではの注意点、選び方と費用の型を整理します。求人の書き方そのもののコツは「美容室・サロンの採用がうまくいかない理由|スタッフ求人で他店と差がつく書き方」にまとめているので、ここでは「任せ方」に絞ります。

美容室の採用を外に任せる前に知っておきたいこと

最初に押さえておきたいのは、採用代行に任せても、美容師免許を持っている人の数そのものが増えるわけではない、ということです。美容師の免許を持たない人は美容を仕事として行うことができず、染毛やまつ毛エクステンションも美容行為に含まれるとされています(出典: 厚生労働省「美容師法の概要」2026年10月確認)。スタイリストだけでなく、アイリストの募集も免許が前提になるということです。

代表・中野谷のひとこと

採用は、その業界が難しいか難しくないかで判断しちゃった方がいいと思います。美容師免許が必要だって、それだけで採用難しかったりするんで。

だからこそ、外に任せて変わるのは「探している人の数」ではなく、「探している人に届く出し方」と「それを続ける手間」です。美容室・サロンの採用で狙える相手は、大きく分けて次の3つです。

  1. 経験のあるスタイリスト — 近くのサロンの求人も同時に見ていて、条件と働き方を細かく比べている
  2. アシスタント — 免許を取ったばかりの人や、別のサロンでアシスタントをしている人。求める経験も給与も、スタイリストとは違う
  3. 免許を活かせる別の職種の人 — 美容室を離れたけれど免許はある人や、アイリスト・ヘッドスパ・受付など、別の形で美容の仕事を続けたい人

この3つは探している言葉も、気にしていることも違います。1本の「スタッフ募集」にまとめると、どの相手にも届きにくくなります。

美容室・サロンの採用代行に任せられること・店に残すこと

採用の流れに沿って、サロンの場合を並べます。採用代行が一般的にどこまで引き受けるかは、会社のタイプで違います。

段 採用代行に任せやすいこと 店に残すこと
求人の設計 スタイリスト・アシスタント・アイリスト・受付などへの出し分け、職種名の付け方 何の職種を何人、いつまでに採りたいかを決めること
原稿 練習の時間、休みの決め方、歩合の仕組みを聞き取って書くこと 練習が勤務時間に入るか、休みはどう決まるかといった実態を正直に伝えること
媒体運用 総合型の求人サイトと美容に特化した求人サイトの使い分け、表示・クリック・応募の数字の確認、止まった求人の手直し 広告費の上限を決めること
スカウト 資格や経験で探せる媒体での送信、文面の型づくり 送る相手の条件を一緒に決めること
応募後 (任せるなら面接代行・AI面接のタイプと組み合わせる) 応募者への連絡、面接の日程調整(任せない場合)
面接 — 技術の確かめ方、合否の判断、指名のお客さまや今後の希望についての話
入店後 — 最初のシフトの組み方、練習の進め方

サロンの採用で、とくに外に任せる効果が出やすいのは「求人の設計」と「媒体運用」です。応募の入口は総合型の求人サイトに集まりやすく、当社の支援先に届いた応募の77.6%はIndeed経由でした(出典: 当社「店舗採用データ 2026」2026年1〜8月・63社・応募22,442件。業種を分けていない数字で、当社支援先の実績のため市場平均ではありません)。どの職種として出すかで見てくれる人が変わるので、職種ごとに出し分けて、数字を見ながら毎月直す仕事がずっと続きます。営業後に店長が一人で回すには、重い仕事です。

一方で、技術の確かめ方と合否の判断は店に残します。カットやカラーの腕をどう見るか、練習をどう進めてもらうか。ここは店の考え方そのものなので、外の会社が代わりに決めることはできません。

サロンならではの任せ方の注意点

免許が要る仕事を、免許の要らない職種の求人に書かない

受付やレセプションを未経験の人向けに募集するのは、間口を広げるよい方法です。ただし、その求人の仕事内容に、免許がないとできない施術の補助を書いてしまうと、法律上できないことを求人で約束することになります。採用代行に原稿を任せるときは、職種ごとに「免許が要る仕事」「要らない仕事」を店から先に伝え、上がってきた原稿もその目で確かめてください。

求人ごとに「何を推すか」を決めて渡す

同じスタイリストの募集でも、「技術を磨いて稼げる」を推すのか、「残業が少なく休みが取りやすい」を推すのかで、届く相手が変わります。両方書くのは前提として、どちらを主役にするかは求人ごとに決めておくのがおすすめです。複数の求人に分けて出せるなら、推すことを変えた求人を並べる方法もあります。ここを決めずに任せると、どの求人も同じような書き方に戻ってしまいます。

免許を持っている人に、別の入口を用意する

美容室を離れた人の中には、免許を活かせる仕事なら戻りたいという人もいます。アイリストやヘッドスパ、接客の仕事として求人を出すと、そうした人が検索で見つけてくれることがあります。

代表・中野谷のひとこと

僕だったら、美容師免許が生かせる接客業とかで出しちゃう。そうすると、美容師免許を持ってて接客を探してる人が来るんで。アイリストはアイリストで、アイブロウリストとか、他の検索をしてる人に引っかかるようにしてあげる。

写真と言葉は、実際に一緒に働く人のまま

求人の写真は、ふだん一緒に働いているスタッフをそのまま写してもらってください。写る人の性別や年代を選んで応募を絞るような提案が出てきたら、そこは採らないほうが安全です。外に任せた求人でも、募集する責任は店の側にあります。

美容室・サロンの採用代行の選び方

美容室・サロン向けに採用を手伝うサービスは、タイプで分けるとおおむね次のようになります。会社名ではなく、いま店がどこで詰まっているかで選んでください。タイプの全体像と比較表は採用代行のおすすめの選び方と比較にまとめています。

店の状況 合いやすいタイプ 確かめたいこと
毎月のように欠員が出て、アシスタントや受付も含めて募集が続く 店舗・サロンの採用に絞った応募支援(月額が中心) 職種の出し分けと、毎月の手直しが基本料金に入っているか
美容に特化した求人サイトに、期限までに掲載したい 求人広告代理店・運用代行 報酬が広告費に連動するか。広告費を減らす提案が出るか
経験のあるスタイリストや店長候補を、少人数だけ採りたい 人材紹介(採用が決まったら手数料) 手数料の決まり方と、早く辞めたときの扱い
応募はあるのに、連絡がつかない・面接に来ない 面接代行・AI面接 応募直後の連絡と、受けていない人への声かけを誰がやるか

人材紹介は、求人者と求職者の間で雇用関係の成立をあっせんする職業紹介にあたり、手数料を受けて行うには厚生労働大臣の許可が必要です(出典: 石川労働局「職業紹介事業とは」2026年10月確認)。自社の求人に応募を集める採用代行とは、契約の性質が違います。違いの詳しい整理は採用代行と人材紹介の違いにあります。

商談では、次の5つを聞いてみてください。

  1. この店の求人を、どの職種に分けて何本出すつもりか
  2. 美容師免許が要る仕事と要らない仕事を、求人でどう書き分けるか
  3. 総合型と美容に特化した求人サイトを、どう使い分けるか
  4. 報酬が、採用人数や広告費に連動するか
  5. 応募が来たあとの連絡は、誰が何時間以内にやるか

美容室の採用代行の費用は「型」で比べる

金額は、任せる範囲と店舗数で大きく変わるので、ここでは比べ方の型だけ並べます。

  • 月額固定 — 毎月同じ金額で、求人の設計や運用を任せる形。欠員補充が一年中続くサロンほど、1人あたりの費用が下がりやすい
  • 採用ごとの成果報酬・紹介手数料 — 採用が決まったら払う形。単発ならリスクが小さいが、人数が増えるほど積み上がる
  • 広告費に連動する報酬 — 媒体の広告費に報酬が含まれる形。広告費を増やすほど、払う側の総額も増える
  • 作業ごと — 原稿1本、スカウト何通、と作業の単位で払う形。何をするかを決めるのは店に残る

どの型でも、代行の費用に求人広告費を足した総額で見て、最後は採用1人あたりにいくらかかったかで判断します。参考までに、クルスタは月額固定の型で、1店舗のみなら月額50,000円、複数店舗なら月額80,000円です(別途、初期導入費50,000円〜・最低契約期間なし)。媒体の広告費はお客さまが媒体に直接払う実費のままで、当社の手数料は乗せていません。

私たちの店舗では

私たちは、自社でリラクゼーションとホワイトニングのサロンを運営しています。私たちの店舗でも、同じ仕事を職種名を変えて何本かに出し分けたところ、無料の掲載だけでも応募が来るようになりました。最近は、美容師として働いていた人が、手の技術を活かせる仕事として応募してくれることもあります。

採用したあとの話もしておくと、サロンなら土日のように予約の詰まる日を初日にしないほうがいい、と私はよくお伝えしています。忙しい日に新人が入ると、教える側に余裕がなく、本人も居場所がないと感じやすいからです。採用代行に任せて応募の入口が整ったら、店長の時間は、こうした受け入れの準備に回してください。

まとめ

  • 採用代行に任せても、美容師免許を持つ人の数は増えない。変わるのは、探している人に届く出し方と、それを続ける手間
  • 任せやすいのは、スタイリスト・アシスタント・免許を活かせる別の職種への出し分けと、数字を見た毎月の手直し。技術の確かめ方と育て方の説明は店に残す
  • 免許が要る仕事を、免許の要らない職種の求人に書かない。求人ごとに何を推すかを決めて渡す
  • 選ぶときは、詰まっている段を引き受けるタイプかどうかを先に見て、そのうえで総額と報酬の決まり方を比べる

次の一歩は、いま出しているサロンの求人を、スタイリスト・アシスタント・それ以外の職種のどれに向けたものか、1本ずつ書き出してみることです。全部が同じ相手に向いているなら、そこが最初に外へ任せたい仕事です。応募後の連絡や面接まで外に出したい場合は、アルバイトの面接代行で範囲の決め方をまとめています。

動画で見る

代表の中野谷が発信している YouTube「店舗運営チャンネル【採用と集客】」から、この記事に関係する回です。

【必見】採用だけじゃ意味がない!新人を定着させて即戦力化する極意
応募者に連絡へ気づいてもらうための連絡の重ね方と、サロンなら土日など忙しい日を初日にしないほうがよい理由を代表が話しています。

よくある質問

美容室・サロンの採用も、採用代行に任せられますか?

任せられます。とくに、スタイリスト・アシスタント・アイリスト・受付などの職種ごとに求人を分けて出す作業や、媒体の数字を見て原稿を直していく作業は、外に出しやすい仕事です。技術の確かめ方と、入ったあとの練習や育て方の説明は店に残します。

美容室の採用代行では、何を任せて何を店に残せばよいですか?

求人の設計・原稿・媒体運用・スカウトの送信は任せやすい仕事です。練習が勤務時間に入るか、休みはどう決まるかといった実態を伝えること、面接での技術の確認、合否の判断は店に残します。応募後の連絡や日程調整まで任せるかは、契約の範囲を先に確かめてください。

スタイリストの採用は、採用代行と人材紹介のどちらがよいですか?

経験のあるスタイリストや店長候補を少人数だけ採りたいなら、人材紹介も選択肢です。アシスタントや受付、免許を活かせる別の職種まで含めて毎月のように募集が続くなら、求人を出し分けて直していく採用代行のほうが合いやすくなります。人材紹介は許可が必要な職業紹介の事業で、採用代行とは別のものです。

美容室の採用代行を選ぶとき、何を確かめればよいですか?

美容室の求人をどの職種に分けて出すつもりか、美容師免許が要る仕事を求人でどう書くか、どの媒体に何本出すか、報酬が採用人数や広告費に連動するか、応募後の連絡は誰がやるか、の5つを聞いてみてください。答え方で、サロンの採用を分かっている相手かが見えます。

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