ジョブメドレーの使い方|料金の仕組み・スカウト・応募後の連絡まで、医療・介護・美容の採用実務
この記事の結論
ジョブメドレーは、医療・介護・福祉・保育や美容などの事業者向けの求人サイトで、2026年10月時点の公式情報では初期費用と掲載費用は0円、費用は採用した人の初出勤を確認してからかかる採用課金型です。有資格者は母数が小さく、同業の求人と並べて比べられるので、求人を載せて待つだけでなく、毎月無料で送れるスカウトを送り続けることと、応募にすぐ返すことが成果を分けます。
有資格者の採用は、総合型の求人サイトに出して待つだけでは足りなくなりがちです。資格を持つ人の数がそもそも限られていて、その人たちの多くは業界専門の求人サイトを見に行くからです。代表の中野谷も、専門職はその道を歩んできた人に限られるぶん、母数が小さくなると話しています。
この記事では、2026年10月時点の公式情報でジョブメドレーの料金の仕組みを確かめ、有資格者に届く求人の書き方、スカウトの使い方、応募後の連絡までを、実務の順番に沿って整理します。サロンや整骨院、介護事業所、クリニックなど、店舗型で有資格者を採る事業者の方に向けた内容です。
※ジョブメドレーの料金の仕組み・機能は、2026年10月時点で公式の事業者向けページを確認した内容です。変わることがあるため、使う前に最新の情報をご確認ください。
ジョブメドレーとは(2026年10月時点)
ジョブメドレーは、株式会社メドレーが運営する求人サイトです。公式の事業者向けページでは、医療・介護・福祉・保育の分野を中心に、医療事務や管理部門まで含めた全63職種に対応すると案内しています(出典: ジョブメドレー「医療介護福祉の採用管理サービス」2026年10月確認)。ヘルスケア・美容向けの案内では、インストラクター、エステティシャン/セラピスト、ネイリスト、アイリスト、美容師、理容師、美容部員が対象の職種として挙げられています(出典: ジョブメドレー「ヘルスケア/美容の求人掲載・採用・料金」2026年10月確認)。
総合型の求人サイトとの違いは、集まっている人の性質です。総合型には仕事を探している人が広く集まりますが、専門の媒体には「その資格で、その業界で働くつもりの人」が集まります。そのぶん、同じ画面には同業の求人が並びます。当社の見立てでは、有資格者の多くはまず専門の媒体を見に来る一方で、同じ形式の求人が並ぶので、自社の色を出しにくい場所でもあります。
料金の仕組み: 掲載は無料、費用は初出勤を確かめてから
公式の事業者向けページで確かめられた料金の仕組みは、次のとおりです(出典: ジョブメドレー「医療介護福祉の採用管理サービス」「ヘルスケア/美容の求人掲載・採用・料金」2026年10月確認)。
- 初期費用と掲載費用は0円。ヘルスケア・美容向けの案内では、掲載期間に上限はないとされている
- 費用は採用が決まったときにだけかかり、採用した人の初出勤を確認したあとに請求される。採用に至らなければ費用はかからない
- 採用費は、資格や雇用形態によって変わる
- 退職日が初出勤日を含めて30日以内なら、出勤した日数に応じて利用料金の一部が返金される
掲載の時点で費用がかかる媒体とは、力の入れどころが変わります。
| 掲載の時点で費用がかかる媒体 | ジョブメドレー(採用課金型) | |
|---|---|---|
| 費用がかかる時点 | 掲載を始めたとき | 採用した人の初出勤を確かめたあと |
| 期限 | 掲載期間内に決めきる必要がある | 掲載期間の縛りがゆるい |
| 力の入れどころ | 掲載の前の準備 | 載せたあとの見直しとスカウト |
| 起きやすい失敗 | 応募がないまま期間が終わる | 載せたまま放置して見られなくなる |
採用できなければ費用がかからないので、始めやすいのが利点です。その気楽さが放置につながりやすい点だけは気をつけてください。求人の中身を見直す日を、月に一度などと決めて、業務の予定に入れておくのがおすすめです。
規模の感覚もつかんでおきましょう。当社の支援先でジョブメドレーを使っていた23社の月間の応募は、1社あたり中央値2.5件でした(出典: AccompanyOn「店舗採用データ 2026」2026年1〜8月・917件。当社支援先の実績で、市場平均ではありません)。月に数件の応募をどう取りこぼさずに面接までつなぐかが、そのまま採用数を決める媒体だということです。
有資格者に届く求人の書き方
同業と同じ画面で比べられる以上、給与を上げる以外で差をつけるなら、求人の中身で勝負することになります。押さえたいのは次の4つです。
- 資格や経験の条件を絞りすぎない — 「経験3年以上」「常勤のみ」と書いた時点で、会えたかもしれない人を落とします。資格を持つ人はもともと少ないので、入口を狭めたときの損は総合型より大きくなります。見極めは面接で行うほうが結果はよくなります
- ブランクへの不安を先に消す — 資格を持ちながら現場を離れている人は少なくありません。復帰したときの研修、最初に任せる仕事の範囲、同じように復帰した先輩がいるかを具体的に書くと、応募しやすくなります
- シフトと働き方を具体的に書く — 夜勤の有無、日勤だけの選択肢、短時間勤務、土日の扱い。専門職ほど、働き方の条件で職場を選びます。あいまいな書き方は、それだけで不安の種になります
- 写真で職場を見せる — 1枚目は実際に一緒に働くメンバーの写真に。施設や院内・店内、休憩スペース、仕事や研修の様子を続けます。作り込んだ写真より、ふだんの雰囲気が伝わる写真のほうが反応がよいのが、私たちの実感です
専門の媒体の求人は形式がそろっているので、自社の考え方や育て方まで伝えきるのは難しいこともあります。求職者は気になった職場の名前を検索して確かめに来るので、その受け皿として自社の採用ページを用意しておくと、媒体で伝えきれない部分を補えます。考え方は「採用サイト(自社の求人ページ)は必要か」で整理しています。業種ごとの求人の分け方は「介護施設の採用で応募が来ないときのコツ」「美容室・サロンの採用がうまくいかない理由」も参考になります。
スカウトは「送り続ける」ことがいちばん大事
母数が小さい職種では、求人を出して待つだけでは応募が積み上がりません。ジョブメドレーでは毎月200通まで無料でスカウトを送れると案内されています(出典: ジョブメドレー「医療介護福祉の採用管理サービス」2026年10月確認)。この無料の枠を使い切れているかどうかで、差がつきます。
代表・中野谷のひとこと
サロン系だと、リジョブさんやジョブメドレーさんあたりは皆さん登録しているので、ただ待っているだけだと難しかったりします。スカウトを送らなきゃいけないんですけど、それをサボっちゃうと来なかったりする。頑張る日は頑張るんですよ。でも、このぐらい送ったし明日送ろう、と思っているうちに時間が経っている、というのはザラにあるので、とにかく送り続けないとダメです。
続けるための運用のコツは3つです。
- 曜日と件数を決めて、業務の予定に入れる — 思い出したときにまとめて送るやり方は続きません。「毎週この曜日にこれだけ」と決めます
- 冒頭の1〜2文は相手ごとに変える — 全部を一から書く必要はありませんが、「あなたの経歴のどこに惹かれたか」が一文あるだけで、受け取った側の印象は変わります
- 返信が来たら、誰が何時間以内に返すかを決めておく — 返信は突然来ます。決めていないと、せっかくの反応を寝かせてしまいます
文面は、いきなり応募を求めるより、気軽に話せる場に誘うほうが返しやすくなります。
代表・中野谷のひとこと
文面が「応募してくださいね」だと、なかなか応募できないじゃないですか。個別に送れるなら、あなたのこういうところに惹かれました、一度会ってみたいです、簡単なカジュアル面談をやりましょう、という流れにしてあげるといいと思います。長さは、スマホでスクロールせずに全部読めるかが大切です。
なお、急かす表現や、実際と違う条件を書くのは避けてください。媒体の規約の面でも、入ってからの信頼の面でも、あとで必ず響きます。
応募が来たら、その日のうちに返す
ジョブメドレーには無料の採用管理アプリがあり、メッセージの確認と送信、書類選考、面接日程の調整までをスマートフォンでできると案内されています(出典: 同上)。現場が忙しい店舗ほど、この機能で返信の速さを保つことが大切です。
運用のルールは次のとおりです。
- その日のうちに返す — 応募した直後が、いちばん気持ちが高い時間です。施術や業務の合間に返せるよう、通知を受ける人を決めておきます
- 返事がなければ、日を置いて送り直す — 応募者がメッセージに気づいていないことはよくあります。一度送って終わりにしないでください
- 候補日をこちらから出す — 「ご都合のよい日を教えてください」より、候補日をいくつか出して選んでもらうほうが、予約は決まりやすくなります
- 面接のハードルを下げる一言を添える — 「まずは職場見学からでも大丈夫です」「気軽にお話ししましょう」といった一文で、返しやすさが変わります
月に数件の応募をどう扱うかで結果が変わる媒体なので、1件の取りこぼしの重みは総合型より大きくなります。応募後の流れの組み立て方は「応募対応のスピード設計」で詳しく扱っています。
総合型の媒体との分担
ジョブメドレーだけで採用計画がまかなえるとは限りません。分担の目安は次のとおりです。
- 資格が要る職種 — 専門の媒体を軸にする。母数が小さいぶん、スカウトの手数で補う
- 資格がなくてもできる仕事(受付、補助、清掃など) — Indeedなど総合型の求人サイトを軸にする。母数が大きいので、職種名の付け方と求人の分け方で表示を伸ばせる
- 職場の名前で調べた人の受け皿 — 無料でも作れる自社の採用ページを用意しておく
一つの媒体に全部を背負わせず、仕事ごとに入口を分けて考えると、どこで人が足りていないのかも見えやすくなります。
まとめ
- ジョブメドレーは、医療・介護・福祉・保育や美容などの事業者向けの求人サイト。初期費用と掲載費用は0円で、採用した人の初出勤を確認してから費用がかかる(2026年10月時点)
- 費用がかからないぶん放置しやすい。求人の見直しを月の予定に入れる
- 有資格者は母数が小さく、同業と並べて比べられる。条件を絞りすぎず、ブランクへの不安と働き方を具体的に書き、写真で職場を見せる
- 毎月200通まで無料のスカウトを、曜日と件数を決めて送り続ける。文面はカジュアル面談への誘いで、スマホで読み切れる長さに
- 応募にはその日のうちに返し、返事がなければ送り直す。候補日はこちらから出す
次の一歩は、いま出している求人の応募条件を一つ緩めてみることです。資格を持つ人はもともと少ないので、条件を一つ外すだけで、届く人の数が大きく変わることがあります。
よくある質問
ジョブメドレーの料金はいつかかりますか?
2026年10月時点の公式情報では、初期費用と掲載費用は0円で、採用した人の初出勤を確認したあとに請求されます。採用に至らなかった場合は費用がかかりません。採用費は資格や雇用形態によって変わります。
ジョブメドレーのスカウトは無料ですか?
公式の事業者向けページでは、毎月200通まで無料でスカウトを送れると案内されています。
ジョブメドレーで応募を増やすには、何から始めればよいですか?
応募条件を絞りすぎていないかを見直し、ブランクのある人への研修や最初に任せる仕事、シフトの選択肢を具体的に書きます。そのうえで、スカウトを決まった曜日に送り続けます。
ジョブメドレーだけで採用できますか?
資格が要る職種はジョブメドレーのような専門の媒体を軸にし、資格がなくてもできる仕事はIndeedなど総合型の求人サイトで募集する、と仕事ごとに入口を分けるのが現実的です。
採用した人がすぐ辞めた場合はどうなりますか?
公式の案内では、退職日が初出勤日を含めて30日以内であれば、出勤した日数に応じて利用料金の一部が返金されます。