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店舗採用・応募支援

スカウト文面の書き方|返事が来る型と例文3つ(店舗のアルバイト・社員向け)

この記事の結論

スカウトの文面は、表現の上手さより組み立てで返事が変わり、冒頭で「あなたに送っている」と分かる一文を入れ、仕事と条件を短く示し、最初のお願いを「まずは話しましょう」「返事だけで大丈夫」のように軽くするのが基本です。そのうえでスマホで読み切れる長さに収め、2つの文面を比べながら直していきます。

スカウトを送っても返事が来ないとき、多くの人はまず言い回しを書き直します。ところが書き直しても結果が変わらない。理由は、直している場所が違うからです。返事が来ない文面の多くは、表現の上手い下手ではなく、組み立てでつまずいています。

この記事では、返事が来ない文面の共通点を挙げたうえで、返事が来やすい文面の型と、店舗の採用でそのまま下敷きに使える例文を3つ紹介します。型を整えて狙うのは、劇的な変化ではなく、同じ送信数からの取りこぼしを減らすことです。

なお、媒体によっては件名や本文を書き換えられないものもあります。代表の中野谷も、スカウトは媒体によって文面を変えて送れないものがある、と話しています。その場合は、届いた人が開く求人の中身が、この記事でいう文面の役割を担います。求人の整え方は「AirWorkスカウトの使い方」で扱っています。

返事が来ない文面に共通する3つのこと

1. 自己紹介から始まっている

「株式会社◯◯の採用担当の△△と申します。当社は◯◯年に創業し」。この書き出しは、受け取る側からすると、まだ自分に関係のない話です。通知や一覧で目に入るのは、冒頭のごく一部だけ。そこで「自分宛てだ」と思ってもらえなければ、開かれもしません。

2. 誰にでも送れる内容になっている

「あなたのご経験を活かせるお仕事です」だけでは、ひな形を一斉に送ったことが伝わってしまいます。相手のプロフィールのどこを見て声をかけたのかが、1行でも具体的に書かれているかどうかが分かれ目です。

代表・中野谷のひとこと

スカウトの送り方なんですけど、あなたのこの経歴に共感しました、っていうのを一文入れたほうがいいです。たとえば「○○様の経歴を拝見しました。○○様が接客業で活躍されていたというところに、弊社のこういう業務がすごく合うと思っていたので、今回ご連絡しました」。あなたのここに対して、うちのここが合うよ、という一文があると結構変わるので。

3. 最初のお願いが重い

いきなり「面接にお越しください」「履歴書をお送りください」と頼むと、返事をする負担が一気に上がります。まだ仕事を変えると決めていない人にとって、面接の予約は大きな決断です。代表の中野谷は、「応募してください」では、なかなか応募できないので、「一度お話ししましょう」「うちの良さをこちらから伝えさせてください」という面談の時間をつくる誘い方を勧めています。最初の一手は、返事をするだけで済むことにします。

返事が来やすい文面の型: 6つのまとまり

返事が来やすいスカウトの文面は、だいたい次の順番でできています。上から順に埋めていけば形になります。

まとまり 役割 目安の長さ
1. 件名・冒頭の一文 「自分宛てだ」と気づいてもらう 1行
2. なぜあなたに送ったのか ひな形の印象を消す 1〜2行
3. 何の仕事か 職種・勤務地・雇用形態をすぐ答える 2〜3行
4. 条件の要点 給与・シフト・休みなど判断の材料 箇条書きで3〜4点
5. 不安の先回り 未経験でも大丈夫か、最初は誰と入るか 1〜2行
6. 軽いお願い 返事をするだけで済む一手 1〜2行

大事なのは4と5です。求職者が先に知りたいのは、会社の理念より「いくらで、いつ働いて、休みはどうなるのか」。そして返事をためらわせているのは、たいてい「経験が無いと無理では」といった不安です。ここを先回りして書いておくと、返事のハードルが下がります。

長さは、スマホで読み切れることが条件です。代表の中野谷は、スマホで何度もスクロールしないと読み終わらない文面は読まれない、と見ています。スクロール2回ほどで最後のお願いまでたどり着けるくらいを目安にしてください。

例文1: アルバイト・パート(未経験の方へ)

未経験の方に送るときは、経験より働きやすさを前に出します。

``` 件名:【◯◯駅すぐ】未経験から始められる◯◯のお仕事のご案内

はじめまして。◯◯駅の近くで◯◯店を運営している△△と申します。 ◯◯エリアで、週◯日ほど働ける仕事をお探しとのことでしたので、 当店のシフトの組み方と合いそうだと思い、ご連絡しました。

■ 仕事内容:◯◯店での接客と、簡単な◯◯の作業 ■ 勤務地:◯◯駅から徒歩◯分 ■ 時給:◯◯◯円〜(研修期間中も同額) ■ シフト:週◯日・1日◯時間から。曜日はご相談ください

最初の◯週間は先輩と一緒に入るので、いきなり一人になることはありません。

まずは職場の雰囲気を見に来ていただくだけでも大丈夫です。 気になったら「気になる」とだけ返信いただければ、詳しい条件をお送りします。 ご質問だけでも歓迎です。 ```

この文面の狙い — 件名にエリアと「未経験から」を入れて開いてもらい、相手の希望(エリアと日数)と店のシフトが合う、という一文で「あなたに送っている」を示します。条件は箇条書きですぐ答え、最後は「気になる、とだけ返信」という、すぐ終わるお願いにしています。

例文2: 経験者・社員(店長候補など)

経験者には、条件よりも「なぜあなたなのか」と「次に何を任せたいか」を書きます。

``` 件名:◯◯のご経験を活かせるお仕事のご相談(◯◯エリア/正社員)

突然のご連絡失礼します。◯◯エリアで◯店舗を運営している△△と申します。

プロフィールで、◯◯のご経験と、◯◯を担当されていたことを拝見しました。 いま◯◯店で現場をまとめていただける方を探していて、 そのご経験がまさに合うと思い、ご連絡しました。

■ 職種:◯◯(正社員/店舗の運営) ■ 勤務地:◯◯エリア ■ 給与:月給◯◯万円〜(ご経験に応じて決めます) ■ 休日:週休◯日・年間休日◯日

店舗の数がまだ多くないぶん、決めごとを一緒に作っていける段階です。 言われたとおりに回すより、自分で組み立てたい方に向いていると思います。

今すぐの転職をお考えでなくてもかまいません。 まずは30分ほど、オンラインで情報交換だけでもいかがでしょうか。 ご都合の良い日をいくつかお知らせいただければ、こちらで調整します。 ```

この文面の狙い — プロフィールの具体的な箇所に触れ、それが自社のどの仕事に合うのかを結んで、ひな形の印象を消します。「今すぐの転職をお考えでなくてもかまいません」で、まだ迷っている人の逃げ道を作り、最後は決断の要らないお願いで終えています。

例文の中身は、実際にそうであることだけを書いてください。条件や職場の様子を実際より良く書くと、面談や入社のあとで食い違いが出ます。

例文3: 返事が途切れた人・返事が無かった人への送り直し

一度返事をもらったのに止まってしまった人や、まだ返事の無い人には、追いかけるのではなく、判断を軽くしてあげるのがコツです。

``` ◯◯様

先日はご連絡ありがとうございました。△△です。 お忙しいところかと思いますので、無理のない範囲でご検討ください。

改めて、ご案内している内容の要点だけお送りします。 ・勤務地:◯◯(◯◯駅から徒歩◯分) ・時給/月給:◯◯◯円〜 ・シフト:週◯日から相談できます

もし今回はタイミングが合わないようでしたら、その旨だけご返信いただければ、 こちらからのご連絡は控えます。 またご縁がありましたら、そのときにお声がけいただけたらうれしいです。 ```

返事が無いことは、断られたこととは限りません。

代表・中野谷のひとこと

いい方がいたら、同じ方に何回か送っちゃって大丈夫です。なんて言うんですかね、言い方ですけど、スカウトって目立たないんですよ。いいなと思う方って、ほかの会社さんもいいなと思うケースがあって、そうするといろんな会社からもらったりするんで、そこからスルーしてるケースはあるので。

送り直すなら、最近ログインしている人を優先します。同じ人への送り直しは2〜3回までを目安にし、毎回、断りやすい一言を添えてください。しつこい送り方は店の評判を落とすうえ、媒体によっては送り方の決まりに触れます。回数の上限は、運用のルールとして先に決めておきます。

文面を直していく回し方

文面は、書いて終わりではなく、比べて初めて良くなります。

  1. いつも2つの文面を並行して送る — 変えるのは1か所だけ。件名だけ、あるいは最後のお願いだけ。同時に何か所も変えると、何が効いたのか分かりません
  2. ある程度の数を送ってから比べる — 数通の差は偶然です。数十通ずつ送るまで判断は保留します
  3. 残す数字は4つ — 送った数、返事の数、面談の数、採用の数。返事は来るのに面談に進まないなら、直すのは文面ではなく、返事のあとの対応です
  4. 返事への返信もひな形にしておく — よく聞かれることへの答えを先に用意しておくと、返すのが早くなります。考え方は「応募対応のスピード設計」で解説しています

文面の下書きづくりにAIを使うのは有効です。ただし、相手のプロフィールに触れる一文だけは、実際に読んだうえで書いてください。そこがひな形だと、型を整えた意味がなくなります。返事が来たあとの面談の進め方は「スカウト採用とは?」に、届いた人が開く求人の整え方は「求人原稿の書き方」にまとめています。

まとめ

  • 返事が来ない文面の原因は、表現ではなく組み立て。自己紹介から始まる、誰にでも送れる、最初のお願いが重い、の3つをなくす
  • 型は6つのまとまり。とくに「あなたのここに、うちのここが合う」の一文と、条件の要点、不安の先回りが返事を左右する。長さはスマホで読み切れるまで
  • 返事が無い人には、媒体の決まりの範囲で数回まで送り直す。毎回、断りやすい一言を添える
  • 2つの文面を比べ、変えるのは1か所ずつ。返事は来るのに面談に進まないなら、直すのは返事のあとの対応

まずは、いま使っている文面を6つのまとまりの表に当てはめてみてください。埋まっていないまとまりが、そのまま直す候補です。

よくある質問

スカウトの文面は、どのくらいの長さがよいですか?

スマホで少しスクロールすれば読み切れる長さが目安です。仕事の内容と条件は箇条書きにして短くし、会社の紹介は後回しにします。長い文章は熱意より負担として受け取られます。

スカウトの書き出しは、どう書けばよいですか?

自己紹介から始めず、相手のプロフィールのどこを見て声をかけたのかを最初に書きます。「接客のお仕事をされていたところに、当店のこの仕事が合うと思いました」のように、相手のここと自社のここを結ぶ一文があると、ひな形の一斉送信ではないと伝わります。

スカウトで「応募してください」と書くのはよくないですか?

まだ仕事を変えると決めていない人には、応募は重いお願いです。「まずは一度お話ししませんか」「気になったら返事だけください」のように、返事をする負担が軽い一手にしたほうが反応は上がりやすくなります。

返事が無かった人に、もう一度送ってもよいですか?

媒体の決まりの範囲で、数回までなら送り直してかまいません。届くスカウトが多い人ほど、見落としていることがあるからです。送り直すときは、断りやすい一言も添えます。

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