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求人の仕事内容の書き方と例文|店舗アルバイトの応募を後押しする4つのブロック

この記事の結論

店舗アルバイトの求人の仕事内容は、「メインの業務とサブの業務」「時刻つきの1日の流れ」「入ってからの研修の進み方」「大変なことと、その支え方」の4つのブロックで書くと、応募前の不安が消えやすくなります。業務名を並べるだけにせず、実際にやらない仕事は書かず、やる仕事は書きにくいものほど先に書きます。

「ホール業務全般(オーダー・配膳・レジ・清掃など)」。飲食店の求人でよく見かける仕事内容です。間違いはありません。ただ、これを読んだ人が分かるのは「飲食店のホールの仕事だ」ということだけで、それはタイトルを見た時点で分かっています。仕事内容の欄は、応募するかどうか迷っている人が「自分にできそうか」「生活と合うか」を確かめに来る場所です。この記事では、店舗のアルバイト求人の仕事内容を、4つのブロックに分けて書く方法を例文つきで紹介します。

原稿全体の組み立て順(条件→仕事内容→画像→キャッチコピー)は「求人原稿の書き方|クリックと応募が変わる職種名・写真・給与の見せ方」で扱っているので、ここでは仕事内容の欄だけを掘り下げます。

仕事内容の欄が効いているかは「クリック→応募」で分かる

書き直す前に、その必要があるかを数字で確かめます。見るのは、求人をクリックした人のうち応募した人の割合です。クリックはされているのに応募が少ないなら、詳細ページ、とくに仕事内容と写真で不安が残っている可能性が高いと考えます。

物差しとして、当社の支援先のうち飲食18社のIndeed有料配信では、クリックから応募に進んだ割合が合算で3.4%でした(出典: AccompanyOn「店舗採用データ 2026」2026年。2026年7月31日〜8月29日頃の30日間・当社支援先の実績で、市場平均ではありません)。職種やエリアで変わるので合否ラインではありませんが、自店の求人がこれより大きく下回っているなら、仕事内容の欄を見直す価値があります。

ブロック1: メインの業務とサブの業務を分けて書く

最初のブロックでは、任せる仕事を「メイン」と「サブ」に分けて書きます。全部を同じ重さで並べると、読む人は何がいちばん多い仕事なのか分かりません。

例(架空の居酒屋のホール):

【メイン】ご来店時のご案内、オーダー伺い、料理とドリンクの提供 【サブ】ドリンクづくり(サワー・ソフトドリンクなど。レシピがあります)、     お会計、閉店後の片付け

このメインとサブの書き分けは、求人を分けて出すときにも使えます。代表の中野谷は、同じ仕事でもどちらをメインとして書くかで、求人が届く相手が変わると話しています。飲食店なら、ホールをメインにした求人とキッチンをメインにした求人を別々に出す、という具合です。分けた求人どうしで中身がほとんど同じだと重複と判断されやすいので、メインの業務・時間帯・給与のどれかは実際に違う内容にします。

実際にはやらない仕事を、応募を集めるために書き足すのはやめてください。職業安定法第5条の4では、求人情報で虚偽の表示や誤解を生じさせる表示をしてはならないとされています(出典: e-Gov法令検索「職業安定法」2026年9月確認)。

ブロック2: 1日の流れを時刻つきで書く

いちばん効きやすいのがこのブロックです。出勤から退勤までを、時刻を入れて並べます。飲食店なら、ピークの時間帯がどこにあるかまで書くと、読む人は忙しさを具体的に想像できます。

例(架空の定食店・ランチ帯の枠):

10:30 出勤・着替え、店長とその日の予約を確認 10:45 テーブルと調味料の準備 11:00 開店。11:45〜13:15がいちばん混み合う時間です 13:30 落ち着いたら順番に休憩(まかないあり) 14:00 片付け、夜の営業に向けた補充 15:00 退勤

時刻が入ると、「子どもの送り迎えに間に合うか」「授業のあとに入れるか」を読む人が自分で判断できます。ここで大事なのは、実際の1日をそのまま書くことです。想像で書くと、ピークの前の準備や締め作業が抜けがちです。書く前に、その枠で働いているスタッフに昨日の動きを聞いてください。

なお、「週1日から」「シフト自由」と書いても、店として入ってほしい曜日や時間帯はあるはずです。代表インタビューでも、条件を原稿に細かく並べると応募の間口が狭まる一方で、曜日と時間帯の確認は欠かせないと話しています。原稿には時間帯の枠と1日の流れを書き、細かい希望は面接で聞く、という役割分担にすると両立できます。

ブロック3: 入ってからの研修の進み方を書く

未経験の人に来てほしいなら、「未経験OK」の一言で終わらせず、入ってから何をどの順番で覚えるかを書きます。

例(架空のカフェ):

1回目 先輩と一緒に、レジとドリンクの受け渡しから 2〜3回目 ドリンクのレシピを1種類ずつ(写真つきのマニュアルがあります) 4回目以降 ピークの時間帯にも入り、分からないことはその場で先輩に確認

回数で書いているのは、アルバイトは週に入る日数が人によって違うからです。「1週目」「2週目」と書くと、週1日の人は置いていかれる気がしてしまいます。

研修の組み方そのものについて、中野谷は、最初の期間はなるべく間を空けずに入ってもらうほうが覚えたことを忘れにくいとも話しています。飲食店なら、いちばん忙しい曜日を初日にしない配慮も有効です。店が混んでいる日に新人が入ると、教える側に余裕がなく、本人も居場所がないと感じやすいからです。こうした配慮を研修の欄に一行添えるだけで、受け入れる体制があることが伝わります。

ブロック4: 大変なことと、その支え方を書く

最後のブロックは、書きにくいことです。ピークの時間帯の忙しさ、立ち仕事、閉店後の片付け、繁忙期の応援勤務。応募が減るのではと心配して省きたくなりますが、ここを伏せると、入ってから「聞いていない」と感じた人から辞めていきます。

私たちの店舗でも、面接や原稿の段階で、仕事の大変なところを先に伝えるようにしています。それを聞いたうえで応募してくれる人は、入る前から覚悟ができています。

書き方のコツは、大変さとセットで支え方を書くことです。

例:

金曜と土曜の夜は満席が続きます。慣れるまではピーク帯のシフトを外し、 落ち着いた曜日から入っていただきます。

なお、2024年4月からは、募集時に明示する事項として「従事すべき業務の変更の範囲」「就業の場所の変更の範囲」などが追加されています(出典: 厚生労働省「令和6年4月より、募集時等に明示すべき事項が追加されます」2026年9月確認)。他店舗へのヘルプや、将来ほかの業務を任せる可能性があるなら、仕事内容の欄か労働条件の欄にはっきり書いておきます。職業安定法第5条の3で求められる労働条件の明示とあわせて、個別の判断は所轄の労働局などにご確認ください。

そのまま使える構成の見本

4つのブロックを並べると、仕事内容の欄は次の形になります。数字や時刻は自店の実態に置き換えてください。

``` ■お仕事の内容 【メイン】…… 【サブ】……

■1日の流れ(○時〜○時の枠の例) ○:○○ …… ○:○○ ……(いちばん混む時間帯)

■入ってからの流れ 1回目 …… 2〜3回目 ……

■知っておいてほしいこと ……(大変なこと) ……(店としての支え方) ```

最後に、面接を担当する人の一言を添えるのも効果があります。「面接は店長の私が担当します」の一行があるだけで、応募したあとに誰と会うのかが分かります。

まとめ

  • 仕事内容の欄は、応募を迷っている人が「自分にできるか」「生活と合うか」を確かめる場所。クリックはあるのに応募が少ないときに見直す
  • 4つのブロックで書く。メインとサブの業務、時刻つきの1日の流れ、回数で書く研修、大変なことと支え方
  • やらない仕事は書かない。応援勤務や業務の変更の範囲のように、書きにくいことほど先に書く

次の一歩は、いま募集している時間帯で働いているスタッフに、昨日の出勤から退勤までの動きを聞いてメモすることです。そのメモが、ブロック2の下書きになります。求人全体でどこが止まっているかを先に確かめたい場合は「Indeedで応募が来ない7つの原因と改善チェックリスト」も参考にしてください。

動画で見る

代表の中野谷が発信している YouTube「店舗運営チャンネル【採用と集客】」から、この記事に関係する回です。

【意外と知らない】採用原稿のカテゴリー分け?ターゲットに響く求人内容を分けた作成の仕方
仕事をメインとサブに分けて書き、どちらをメインにするかで求人の出る場所が変わる考え方を代表が話しています。

よくある質問

求人の仕事内容には何を書けばよいですか?

メインで担当する業務とサブの業務、出勤から退勤までの時刻つきの流れ、入ってからの研修の進み方、仕事の大変なところとその支え方の4つです。業務名だけを並べると、応募する人が自分の働く姿を想像できません。

仕事内容に「その他付随業務」と書いてもよいですか?

職業安定法では募集時に業務の内容を明示することが求められ、2024年4月からは業務の変更の範囲も明示事項に加わりました。実際に任せる業務は具体的に書き、応援勤務や締め作業のように書きにくい業務ほど先に書いておくほうが、入ってからのずれを防げます。

大変なことを書くと応募が減りませんか?

応募の数が減ることはあっても、入ってから「聞いていない」と感じて辞める人を減らしやすくなります。大変さだけでなく、その大変さを店としてどう支えているかを一緒に書くのがポイントです。

1つの仕事を2本の求人に分けるとき、仕事内容はどう変えますか?

どちらをメインの業務として書くかを変えます。たとえばホール中心の求人とキッチン中心の求人のように、同じ店の仕事でもメインとサブを入れ替えると、届く求職者も変わります。

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