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Indeed運用代行・代理店の選び方と費用

この記事の結論

Indeedの運用代行を選ぶときは、広告費と運用手数料を分けて見せてくれるか、そして「予算を上げましょう」以外の打ち手(職種名によるカテゴリー設計・求人の枠分け・写真)を最初に話すかで見極めます。成果の差がいちばん出るのは予算ではなく、求人を誰に表示させるかの設計です。

Indeedに求人を出してみたものの、応募が来ない。予算を足してみたが手応えがない。そろそろ代理店に任せたほうがいいのだろうか。Indeedの運用代行を検討する会社の多くが、この段階で情報を探し始めます。

商談でよく聞くのが「Indeedはお金をつければ上に出るんですよね」という言葉です。半分は合っていますが、半分は違います。お金をかける前に、求人が「誰に」表示されているかを設計しないと、応募は増えません。Indeedには「自社でやっても同じ結果が出る作業」と「知らないと気づけない設計」が混在していて、後者を持っている会社に任せられるかが分かれ目です。この記事では、運用代行の業務内容と費用の仕組み、見極めのポイントを整理します。

※Indeedの仕様・機能・料金体系は変更されることがあります。本記事は考え方の整理で、最新の仕様は公式情報をご確認ください。

そもそもIndeedの運用がなぜ大事か

店舗の採用では、応募の大半がIndeedから来ています。当社の支援先72社・応募22,442件のうち、77.6%がIndeed経由でした(出典: 当社「店舗採用データ 2026」2026年1〜8月。店舗ビジネスを中心とした当社支援先の実績で、市場全体の平均ではありません)。Indeedの運用を少し変えるだけで、採用全体の数字が動きやすいということです。

Indeed運用代行は具体的に何をしているのか

代理店・運用代行会社が担う作業は、大きく次の5つです。

  1. 掲載設計 — どの職種名で、どのカテゴリーを狙って出すか。何枠に分けるか
  2. 原稿制作 — 職種名、キャッチコピー、仕事内容、写真構成、応募条件の設計
  3. 予算運用 — 有料配信の予算配分と入札の調整、無料掲載との使い分け
  4. 掲載メンテナンス — 原稿を見直すタイミングの管理、反応の悪い枠の差し替え(同じ求人を頻繁に投稿し直す手法はIndeedの掲載基準で禁止)
  5. レポート・改善提案 — 表示回数、クリック率、応募率などの推移と、次の打ち手

このうち、成果に一番効くのは1の掲載設計です。当社が運用してきた実感では、Indeedは検索結果に一律で並ぶというより、求職者がこれまで探してきた仕事や経歴をもとに「この人にはこの求人」と出し分ける仕組みに近いものです。美容の仕事を探し続けてきた人の画面には、美容の求人ばかりが出てくる。だから、自社の求人がどのカテゴリーに入るかで、見てもらえる人数の桁が変わります。

たとえば飲食店のホール募集なら、「ホールスタッフ」の枠だけでなく「接客スタッフ」という職種名の枠も用意しておくと、販売やアパレルの仕事を探していた人の画面にも出るようになります。仕事の中身は正確にホールの内容を書いたうえで、入口のカテゴリーだけを広げるやり方です。1店舗に1〜2枠しか出していない求人を、仕事内容や時間帯ごとに細かく区切り直すだけで応募が出始めることも珍しくありません。しかもこれは、広告費をかける・かけないとは関係なく、無料掲載のままでもできることです。ここを設計できるかどうかが、代行会社の実力差が最も出るところです。

費用の仕組み: 「広告費」と「運用手数料」は別

Indeed運用代行の費用は2階建てだと考えてください。

  • 広告費(媒体費) — Indeedに支払う有料配信の費用。Indeedの有料配信は、求人が表示されただけでは費用が発生せず、クリックされたときに課金される「クリック課金型」で、あらかじめ上限金額も設定できます(出典: Indeed「料金・有料オプションでの掲載について」2026年9月確認)
  • 運用手数料 — 代理店・代行会社に支払う作業と設計の対価

手数料の取り方は、広告費に一定の割合を上乗せする料率型と、業務範囲に応じた月額固定型が一般的です。料率型で注意したいのは、広告費が増えるほど手数料も増える構造だという点です。「予算を増やしましょう」という提案が成果のためなのか、判断がつきにくくなります。悪気の問題ではなく、そういう構造です。

もう一つ気をつけたいのが、手数料の見え方です。代理店経由の場合、請求書の「広告費」の中に手数料が含まれていて、実際にIndeedに届いている金額がいくらなのかが見えないことがあります。広告費を使っているように見えて、その一部は手数料だった、ということです。契約前に「Indeedに実際に支払われる広告費」と「運用手数料」を分けて示してもらえるかを確認してください。

予算を上げる前に見ておきたい数字

代理店から増額の提案を受けたとき、判断の材料になる数字を当社の支援先の実績から紹介します(いずれも出典: 当社「店舗採用データ 2026」。当社支援先の実績で、市場平均ではありません)。

  • Indeedの有料配信の応募単価は、支援先34社の社ごとの中央値で3,556円、飲食18社では2,325円でした(2026年7月31日〜8月29日頃の30日間)
  • 一方、有料配信した589求人のうち49.3%は、30日間で応募が0件でした。その求人に使われた広告費は全体の13.3%です(同期間)
  • Indeedの応募のうち有料配信経由は約46%で、残りは無料枠からの応募でした(33社・2026年8月・概数)

有料配信した求人の約半数が応募まで届いていない、というのは、お金の問題というより求人の中身や出し方の問題です。予算を上げても、応募0件の求人が応募の出る求人に変わるわけではありません。まず職種名・枠分け・写真を直し、そのうえで表示が足りない求人にだけ予算を足す。この順番を守れる会社かどうかが、代行会社選びの分かれ目です。

代理店に頼むと得なこと、自社でもできること

正直なところ、Indeedには自社でもできる施策がかなりあります。判断のために、線引きを共有しておきます。

自社でも取り組めること:

  • 無料掲載で複数の枠を作り、複数カテゴリーに露出させる(仕事内容別、雇用形態別、時間帯別、経験別などで分ける)
  • 管理画面のアナリティクスで職種名ごとの市場規模を調べ、狙うカテゴリーを決める
  • 職種名・写真・原稿を一定期間ごとに見直し、表示が落ちないように維持する
  • 有料配信を使う場合は、上限金額を設定して想定外の出費を防ぐ

※無料掲載で枠を分けるときは、Indeedの「求人の無料掲載に関するポリシー」も確認してください。無料で出せる件数と表示期間の決まりがあり、日本は「一部適用」「一部変更中」とされています(出典: Indeed ヘルプセンター「求人の無料掲載に関するポリシー」2026年10月確認)。

代理店に任せる価値が出るところ:

  • どの職種名がどのカテゴリーに入るかの土地勘(調べ方を知っていても、当たりをつける速度が違う)
  • 枠の分け方の設計。同一内容の複製とみなされないよう、内容を変えながら複数枠を作る手さばき
  • 掲載が弾かれる表現の回避。職種名に使えない語や、掲載自体が止まる書き方の判断
  • 数字を見て、詰まっている段を特定し、打ち手を出し続ける運用の継続性

つまり「知識」ではなく「継続的に手を動かし続けること」に対して払う、と考えると納得感があります。社内に求人運用へ毎週まとまった時間を割ける人がいるなら自社運用も現実的ですし、いないなら外に出したほうが早いという判断になります。応募が来ないときの原因の切り分け方は、Indeedで応募が来ない7つの原因と改善チェックリストにまとめています。

代行会社を見極める5つのチェックポイント

商談で次の5つを確認すると、実力の差が見えます。

  1. カテゴリー設計の話が出るか — 「職種名をどう付けるか」「どのカテゴリーを狙うか」を最初に話す会社は、仕組みを理解しています。原稿の文章表現の話しかしない会社は要注意です。
  2. 枠を分ける提案があるか — 1店舗1枠のままの提案は、Indeedの露出設計としては物足りません。分け方の考え方まで説明できるかを見てください。
  3. 写真の話をするか — 一覧で目に入るのは、職種名と1枚目の写真と給与くらいです。「誰と働くかが分かる写真を撮ってください」と言ってくる会社は、現場を分かっています。
  4. レポートの粒度 — 応募数だけでなく、表示回数・クリック率・応募率まで見せてもらえるか。有料配信経由と無料枠経由の応募を分けて見られるかも確認します。サンプルを見せてもらうのが確実です。参考までに、当社支援先34社の有料配信では、表示からクリックに進む率が6.4%、クリックから応募に進む率が3.27%でした(34社合算・2026年7月31日〜8月29日頃の30日間。出典: 当社「店舗採用データ 2026」)。率は職種やエリアで変わるので、この数字より高いか低いかではなく、自社の過去の数字と比べてどこが落ちているかを見るための目安にしてください。
  5. 媒体を跨いで提案できるか — Indeedだけが正解ではありません。求人ボックスなど他媒体との併用や、無料の採用ページ整備まで視野に入る会社のほうが、結果的に採用単価は下がりやすくなります。

逆に、避けたいのは「予算を上げれば応募は増えます」以外の打ち手を持っていない会社、そして応募数の報告だけで応募後の話をしない会社です。応募が集まっても、連絡がつかずに取りこぼしていては採用にはつながりません。運用代行を含む採用代行全体の費用の考え方は、採用代行(RPO)の費用はどう決まる?料金体系と選び方で整理しています。

まとめ

  • Indeed運用代行の中身は掲載設計・原稿・予算運用・メンテ・レポート。成果差が最も出るのはカテゴリー設計と枠分けで、これは無料掲載でもできる
  • 費用は広告費と運用手数料の2階建て。Indeedに実際に届く広告費と手数料を分けて見せてもらう
  • 有料配信した求人の約半数が応募0件という当社支援先の実績もあります。予算の前に、求人の中身と出し方を直せる会社を選ぶ

次の一歩は、自社のIndeed管理画面で「表示回数・クリック率・応募率」の直近3ヶ月を確認することです。どの段で落ちているかが分かれば、代理店との商談でも的確な質問ができます。

動画で見る

代表の中野谷が発信している YouTube「店舗運営チャンネル【採用と集客】」から、この記事に関係する回です。

【意外と知らない】採用原稿のカテゴリー分け?ターゲットに響く求人内容を分けた作成の仕方
「運用代行は何をしているのか」の掲載設計(仕事を分解して求人を複数カテゴリーに出す考え方)を代表が解説しています。
【警告】間違えると採用コストが急増?プロが教える広告選びの判断基準
費用の仕組みとチェックポイント4(手数料のかかり方、広告経由の応募数が分かるレポートかどうか)に関係する回です。

よくある質問

Indeedの運用代行には何を頼めますか?

掲載設計(どの職種名・どのカテゴリーで出すか、何枠に分けるか)、原稿制作、有料配信の予算運用、掲載内容の更新などのメンテナンス、数字のレポートと改善提案が主な範囲です。成果の差がいちばん出るのは掲載設計です。

Indeed運用代行の費用はどう決まりますか?

Indeedに払う広告費と、代行会社に払う運用手数料の2階建てです。手数料は広告費に連動する料率型と、月額固定型が一般的です。料率型は広告費が増えるほど手数料も増えるため、増額提案の根拠を数字で確認してください。

Indeedは自社で運用しても成果が出ますか?

無料掲載で求人の枠を分ける、管理画面で職種名ごとの市場規模を調べる、職種名や写真を定期的に見直す、といった施策は自社でもできます。社内に毎週手を動かせる人がいなければ、外に任せたほうが早いという判断になります。

良い運用代行会社の見分け方は?

商談の最初に職種名とカテゴリーの話をするか、求人の枠分けを提案するか、写真の話をするか、表示・クリック率・応募率まで載ったレポートを出せるか、Indeed以外の媒体まで視野に入っているか、の5点で見極めます。

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