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店舗採用・応募支援

ホテル・旅館の採用代行|繁忙期と通年のスタッフ採用を任せるとき

この記事の結論

ホテル・旅館の採用代行は、繁忙期に向けた短期の募集と通年の募集を分け、フロント・客室・料飲・調理・夜勤といった仕事ごとに求人を出し分ける実務を任せ、寮や送迎などの条件の確定と、館内での受け入れは施設に残す形が合います。繁忙期の直前は人を探す施設が重なるので、逆算して早めに動ける相手か、派遣や紹介との使い分けまで提案できるかで選びます。

大型連休の予約表が埋まっていくのに、客室の清掃に入れる人の数が足りない。去年もこの時期に慌てて求人を出したことを思い出す。ホテルや旅館の支配人・人事担当から、毎年のように聞く話です。

結論から言うと、ホテル・旅館の採用代行は、繁忙期に向けた短期の募集と通年の募集を分け、フロント・客室・料飲・調理・夜勤といった仕事ごとに求人を出し分ける実務を任せ、寮や送迎などの条件の確定と、館内での受け入れは施設に残す形が合います。この記事では、ホテル・旅館が採用を外に任せるときに、何を任せられるのか、派遣や紹介とどう使い分けるのか、選び方と費用の型を整理します。採用代行そのものの説明は「採用代行(RPO)とは?」にまとめています。

ホテル・旅館の採用が、ほかの店舗と違うところ

ホテル・旅館の採用を外に任せる前に、何が難しいのかを確かめておきます。

  1. 仕事の種類が多い — フロント、客室の清掃や整備、レストランや宴会のサービス、調理、ナイトフロントなど、同じ施設の中に、探している人の違う仕事がいくつもある
  2. 繁忙期と閑散期の差が大きい — 大型連休や夏休み、年末年始に人手が足りなくなる施設が多く、短期の募集と通年の募集が並ぶ
  3. 働き方の条件が独特 — 寮つき・住み込みの募集や、旅館では朝食と夕食の時間に仕事が集まり、日中に長い休憩をはさむ勤務(いわゆる中抜け)がある施設もある
  4. 夜の仕事がある — ナイトフロントや夜間の警備など、深夜を含む仕事は条件の書き方に決まりがある

代表・中野谷のひとこと

業態と、本当にいつやるかとか、あとシフトとかによって、だいぶ媒体が変わっちゃうんで、一概には言えないんですけど。

(YouTube「【永久保存版】業種別の採用難易度ランキング!職種でマッチする採用媒体を使わないと損!」より)

ホテル・旅館は、この「業態・時期・シフト」の3つが全部動く業種です。だからこそ、どの仕事を、いつ、どの媒体で募集するかを組み立てて回す仕事を、外に任せる意味があります。

ホテル・旅館の採用代行に任せられること・施設に残すこと

段 採用代行に任せやすいこと 施設に残すこと
求人の設計 仕事ごと(フロント・客室・料飲・調理・夜勤)の出し分け、短期と通年の分け方、職種名の付け方 どの仕事を、いつからいつまで、何人採りたいかを決めること
原稿 1日の流れ、勤務の時間帯、中抜けの休憩、寮や送迎の条件を聞き取って書くこと 寮の費用や設備、送迎の有無といった条件を確定させること
媒体運用 繁忙期に向けた掲載の前倒し、数字の確認、止まった求人の手直し 広告費の上限と、短期の募集をいつ止めるかを決めること
応募後 (任せるなら面接代行・AI面接のタイプと組み合わせる) 応募者への連絡、面接の日程調整(任せない場合)
面接 — 館内の案内、一緒に働く人との顔合わせ、合否の判断
入館後 — 最初の数日の教え方、繁忙期の前に慣れてもらう段取り

客室の清掃と宴会のサービスでは、探している人も、気にしていることも違います。1本の「ホテルスタッフ募集」では、どちらの人にも届きにくくなります。仕事ごとに分けた求人を、時期に合わせて出したり止めたりする運用は、現場の人手が足りない施設ほど回しにくい仕事です。

一方で、寮の費用や設備、送迎の有無といった条件は、施設の側で確定させてから渡してください。ここがあいまいなまま求人が出ると、入ってから「聞いていた話と違う」という不満につながりやすくなります。

繁忙期と通年は、分けて逆算する

繁忙期の短期募集は、前倒しで動かす

繁忙期の直前は、同じように人を探している会社が一気に増えます。私たちの見立てでは、人が足りなくなってから求人を出すと、ほかの会社と同じ時期に同じ人を取り合うことになり、応募が集まりにくくなります。私たちの店舗でも、忙しくなる時期から逆算して、早めに採用を始めるようにしています。

採用代行に任せるときは、繁忙期の何か月前から掲載を始めるかを、去年の動きを振り返りながら一緒に決めてください。大型連休のように、休みの間はかえって求人が見られにくい時期もあるので、連休の前までに応募を集めきる段取りが要ります。期限から逆算する考え方は「新店オープニングスタッフ採用の段取り」が参考になります。

通年の募集は、まず無料の枠で反応を見る

フロントや調理など通年で必要な仕事は、最初から広告費を大きくかけず、仕事ごとに分けた求人を無料の枠で出して反応を見るのがおすすめです。当社の支援先では、Indeedの有料配信だけで見た応募単価は社ごとの中央値で3,556円(34社・2026年7月31日〜8月29日頃の30日間)でしたが、有料と無料の応募を合わせて広告費を割った実質の応募単価は中央値で1,893円(56社・2026年1〜8月)でした(出典: 当社「店舗採用データ 2026」。業種を分けていない数字で、当社支援先の実績のため市場平均ではありません)。有料配信の数字だけで判断すると、応募1件のコストを高く見積もりがちです。

短期の募集で時給を上げる場合は、いつからいつまでか、そのあとはいくらになるかを、最初から求人と面接で伝えておいてください。終わったあとに下がることを知らずに入った人は、繁忙期が終わったところで辞めてしまいやすくなります。

採用代行・派遣・紹介の使い分け

ホテル・旅館では、自分の施設で雇う募集だけでなく、派遣や紹介を使う場面もあります。

方法 雇うのは 合いやすい場面
採用代行 施設 毎年の繁忙期の短期募集と、通年の欠員補充を、自分の施設の求人で集めたい
派遣 派遣会社(施設は仕事の指示を出す) 繁忙期の数週間だけ、決まった人数を確実に埋めたい
人材紹介 施設 支配人候補や料理長など、経験者を少人数だけ採りたい

派遣は、派遣会社が自社で雇っている人に、派遣先の指揮命令のもとで働いてもらう事業で、厚生労働大臣の許可が必要です(出典: 石川労働局「労働者派遣事業」2026年10月確認)。人材紹介も、手数料を受けて行うには許可が必要な職業紹介の事業です(出典: 石川労働局「職業紹介事業とは」2026年10月確認)。毎年同じ時期に足りなくなるなら、自分の施設で雇う短期の募集を前倒しで動かし、それでも埋まらない分を派遣で補う、という順番で考えると、毎年かかる費用を抑えやすくなります。

ホテル・旅館の採用を外に任せるときの注意点

ナイトフロントなど深夜の仕事は、別の求人にする

ナイトフロントのように深夜にかかる仕事では、午後10時〜午前5時の分の割増賃金が要るうえ、18歳未満の人はその時間に働けないと労働基準法で決まっています(出典: 厚生労働省「確かめよう労働条件」第37条第4項・第61条、2026年10月確認)。深夜を含む仕事は別の求人にして、基本の時給と深夜帯の時給、仮眠や休憩の取り方、年齢の決まりを時間帯とあわせて書いてもらいます。時給の見せ方と年齢の書き方は「深夜・早朝バイトの採用のコツ」で詳しく扱っています。

中抜けの勤務は、休憩の時間をそのまま書く

旅館の中抜けの勤務は、合う人にとっては働きやすい形ですが、知らずに入ると「1日が長い」と感じやすい働き方でもあります。何時から何時まで働き、何時間休むのか。休憩の間に寮へ戻れるのか。ここを隠さずに書いた求人のほうが、合う人だけが応募してくれます。

外国から来たスタッフを採るなら、確認は施設が行う

外国から来た人を採る場合、在留資格で働ける範囲の確認は、雇う施設の責任です。採用代行に求人を任せても、確認の手順は施設の側で持っておいてください。進め方は「外国人アルバイトの採用で店舗が押さえること」にまとめています。

ホテル・旅館の採用代行の選び方

商談では、次の5つを聞いてみてください。

  1. この施設の求人を、仕事ごと・短期と通年で、何本に分けて出すつもりか
  2. 繁忙期の何か月前から、どの媒体で動き始めるか
  3. 寮・送迎・中抜けといった条件を、原稿でどう書くか
  4. 短期の募集を、いつ、どんな数字を見て止めるか
  5. 報酬が、広告費や採用人数に連動するか

2つ目と4つ目は、ホテル・旅館の採用でとくに差が出ます。「とにかく早めに広告を出しましょう」だけではなく、去年の応募の動きを見て、出す時期と止める時期を一緒に決めてくれる相手を選んでください。

まとめ

  • ホテル・旅館の採用は、仕事の種類が多く、繁忙期と閑散期の差が大きく、寮や中抜け・夜勤といった独特の条件がある
  • 採用代行に任せやすいのは、仕事ごとの出し分けと、短期と通年を分けた掲載の前倒し。寮や送迎の条件の確定と、館内での受け入れは施設に残す
  • 繁忙期の短期募集は前倒しで動かし、通年の募集はまず無料の枠で反応を見る。足りない分は派遣で補う順番で考える
  • 深夜の仕事は別の求人にして、時給と年齢の決まりを時間帯とあわせて書く。中抜けの休憩もそのまま書く

次の一歩は、去年の繁忙期に、どの仕事の人が、いつ、何人足りなかったかを書き出してみることです。その表があれば、今年はいつから、どの求人を外に任せればよいかが決まります。

動画で見る

代表の中野谷が発信している YouTube「店舗運営チャンネル【採用と集客】」から、この記事に関係する回です。

【永久保存版】業種別の採用難易度ランキング!職種でマッチする採用媒体を使わないと損!
業態や募集する時期、シフトによって合う媒体が変わることと、採用しやすい時期とそうでない時期の考え方を代表が話しています。

よくある質問

ホテル・旅館のアルバイト採用も、採用代行に任せられますか?

任せられます。フロント・客室・レストランや宴会・調理・夜勤といった仕事ごとに求人を分けて出す作業や、繁忙期に向けた短期の募集を前倒しで動かす作業は、外に出しやすい仕事です。寮や送迎、勤務の時間帯といった条件を確定させることと、館内での受け入れは施設に残します。

繁忙期の人手は、採用代行と派遣のどちらで集めればよいですか?

毎年同じ時期に人が足りなくなるなら、自分の施設で雇う短期の募集を採用代行に任せて前倒しで動かし、それでも足りない分を派遣で補う、という組み合わせが考えやすくなります。派遣は派遣会社が雇用し、施設は仕事の指示を出す形で、労働者派遣事業には許可が必要です。

ホテルの夜勤の求人で、気をつけることは何ですか?

午後10時から午前5時までは割増賃金が必要で、18歳未満の人はこの時間帯に働けません。ナイトフロントなど深夜を含む仕事は別の求人にして、基本の時給と深夜帯の時給、仮眠や休憩の取り方、年齢の決まりを時間帯とあわせて書きます。

寮つき・住み込みの求人を外に任せるとき、何を確かめればよいですか?

寮の費用、個室かどうか、光熱費や食事の扱い、職場までの距離や送迎の有無を、施設の側で確定させてから代行先に渡してください。入ってからの不満になりやすいところなので、求人には実態どおりに書いてもらいます。

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