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店舗採用・応募支援

応募者へのSMS・LINE連絡の使い方|店舗のアルバイト採用で「連絡がつかない」を減らす

この記事の結論

応募者と連絡がつかないときは、メールだけで待たずに、SMSで「メールを送ったので確認してください」と一報を入れるのが効きます。電話は時間帯で手順を変え、LINEは最初の連絡ではなく、やり取りが続く人や会社のことを深く伝えたい人に使うと、二度手間にならずに済みます。

応募は来た。メールを送った。電話もかけた。それでも返事がない。店舗の採用でいちばん力が抜けるのが、この瞬間ではないでしょうか。求人にお金をかけて集めた応募が、連絡がつかないという理由だけで消えていく。この取りこぼしは、原稿を直しても媒体を変えても解決しません。

この記事では、応募者と連絡がつく人数を増やすために、媒体のメッセージ・メール・SMS・電話・LINEをどう使い分けるかを、私たちが実際に使っている手順と文面つきで整理します。

連絡がつかない応募者の多くは、まだ気づいていない

返事がない応募者を、興味をなくした人だと決めつけるのは早すぎます。私たちの実感では、連絡そのものに気づいていない人がかなりの割合を占めます。メールは通販やサービスからの通知に埋もれ、気づいたときには数日たっていて、いまさら返しにくい。そうして離れていくのが典型的な流れです。

一方で、応募者は連絡の速さをよく見ています。マイナビの調査では、アルバイト先を決めた要因として「応募後にすぐに企業から連絡がきた」を選んだ人が39.9%で、もっとも多い回答でした(出典: マイナビ「アルバイト就業者調査(2026年)」。全国の現在アルバイトをしている10〜70代の男女9,000人へのインターネット調査、2026年2月18日〜3月2日実施、複数回答)。早く、確実に、気づいてもらえる形で連絡が届くかどうかが、そのまま採用の差になります。

返事を待つより先に、まず「この店から連絡が来ている」と相手の目に入ること。私たちはそれを第一の目標にしていて、そのために手段を重ねます。

手段ごとの役割を分ける

1つの手段だけで連絡を取ろうとすると、必ず取りこぼします。それぞれの役割を決めて組み合わせます。

手段 役割 向いている場面 気をつけること
媒体のメッセージ 最初に確実に届ける 応募直後の第一報。媒体のアプリから通知が届く 媒体によって使える機能や決まりが違う
メール 用件と記録を残す 日時・場所・持ち物などの詳しい案内 開かれない前提で、ほかの手段と組み合わせる
SMS 気づいてもらう 「案内を送りました」の一報、電話の予告 用件を詰め込まない。まれに届かない人もいる
電話 会話まで進める 日程をその場で決めたいとき かける時間帯に配慮する
LINE やり取りを続ける 日程の変更、当日の道案内、会社のことを伝えたいとき 個人のアカウントは使わない。最初の連絡にしない

SMSは「メールを見て」の一報に使う

SMSは、メールより目に留まりやすい連絡手段です。電話番号さえ分かれば送れるので、ほかの手段が届いていないときの決め手になります。

代表・中野谷のひとこと

応募が来たけど連絡がつかない、という場合は、絶対ショートメールを送ってください。僕の場合は、メールを送って電話してショートメールか、メールを送ってショートメールか、どちらかでやっています。もう「今メールを送ったので確認してください」とショートメールを送っちゃって大丈夫です。メールは確認されないことが多いけど、ショートメールはだいたい確認してもらえるので。一通送るだけで変わります。

SMSで用件を全部伝えようとしなくて構いません。使いどころは2つです。

使い方1: メールや媒体のメッセージに気づいてもらう

【〇〇店 採用担当です】 ご応募ありがとうございます。 面接日程のご案内をメールでお送りしました。 お手数ですがご確認をお願いいたします。

使い方2: 電話に出てもらうための予告

【〇〇店 採用担当の△△です】 ご応募ありがとうございます。 本日夕方、この番号からお電話いたします。 ご都合が悪ければ、このメッセージに返信でお知らせください。

文面のコツは3つです。冒頭に店名を置くこと(応募者はどこに応募したかを覚えていないことがあります)、用件を1つに絞ること、返信しやすい問いかけで終えることです。

なお、私たちの経験では、ごくまれにSMSが届かない人がいます。SMSだけに頼らず、媒体のメッセージを最初の連絡の柱にしておくと安心です。

電話は、かける時間帯で手順を変える

知らない番号からの着信は、なかなか取ってもらえません。1回出なかったからといって終わりにせず、少し時間をおいてもう一度かけ、SMSで名乗りを補います。

かける時間帯にも気を配ります。代表の中野谷は、電話をして問題のない時間帯なら、まず電話をかけて、出なければSMSを送る。夜など電話をかけるのをためらう時間帯なら、先にメールとSMSを送っておき、あとで適切な時間に電話する、という順番にしています。応募が夜に入ることは珍しくないので、時間帯ごとの手順を決めておくと、担当者が迷わずに動けます。

LINEは「やり取りが続く人」と「会社を深く知ってほしい人」に

LINEは返信をもらいやすい一方で、使い方を間違えると逆効果になります。

まず、担当者の個人のアカウントでやり取りするのは避けてください。担当が替わったときに引き継げない、退職すると履歴が残らない、私生活と混ざる、といった問題が起きます。使うなら、店や会社のLINE公式アカウントを用意して、複数の人で対応できる形にします。

そのうえで、最初の連絡をLINEにするのは慎重にしてください。

代表・中野谷のひとこと

LINEのネックって、二度手間になっちゃうことなんです。しかも「あなた誰ですか?」みたいな話が、また始まっちゃうじゃないですか。なので、応募だけじゃなくて、うちの会社はこうだよってことをしっかり伝えたいところは、LINEに入れています。

LINEが効くのは、電話やSMSでつながったあと、やり取りが続く場面です。日程の変更、当日の道案内、持ち物の確認など、往復が発生する連絡は、メールよりずっと速く進みます。仕事の様子が分かる写真や動画を送って、会社のことを知ってもらう使い方にも向いています。

もう1つ、LINEで友だちになってもらっておくと、あとで新しい店のオープンなどで人を募集するときに、案内を届けられます。求人サイトで集めた応募者に時間がたってから連絡しても、返事はなかなか来ません。ただし、こうした案内を送るなら、友だち追加をしてもらうときに、その目的を伝えておいてください。

媒体ごとの連絡の決まりを確かめる

見落とされがちですが、媒体によって使える連絡手段は違います。電話番号が応募者の画面からは見えず、媒体の中のメッセージだけでやり取りする決まりの媒体もあります。こうした媒体では、こちらから使える手段が限られるぶん、途中で連絡が途絶える応募者が増えます。

対策は、送る回数を最初から決めておくことです。返事がなければ翌日に文面を変えてもう一度送る。それでも返事がなければ、最後の案内を送って丁寧に締める。媒体ごとに「何回まで、どの間隔で送るか」を決めておくと、担当者による差がなくなります。各媒体の利用規約は変わることがあるので、運用の前に最新の決まりを確かめてください。追いかけ方の全体の流れは「応募対応のスピード設計」で、連絡がついた後に面接まで進めるコツは「面接ドタキャンと連絡がつかない問題の対策」で整理しています。

個人情報と連絡のマナー

  • 連絡先は、応募者が採用選考のために預けてくれた情報です。職業安定法第5条の5では、求人者などは目的を明らかにして求職者の個人情報を集め、その目的の範囲で保管・使用することが求められています(出典: e-Gov法令検索「職業安定法」2026年10月確認)。店の宣伝やクーポンの案内などに使わないでください
  • 深夜・早朝の電話やSMSは避けます
  • 選考が終わった人の連絡先を、いつまで保管し、どう消すかを社内で決めておきます
  • 不採用の連絡も、できる範囲でしておくことをおすすめします。店舗の場合、応募者は将来のお客さまでもあります

個別の判断に迷う場合は、専門家に確認してください。

まとめ

  • 返事がない応募者の多くは、連絡に気づいていないだけ。最初の目標は「気づいてもらう」
  • SMSは「メールを送ったので確認してください」の一報に使う。電話は時間帯で手順を変え、1回で諦めない
  • LINEは最初の連絡にせず、つながった後のやり取りと、会社を深く知ってほしい人に使う。個人のアカウントは使わない

次の一歩は、直近1か月の応募者のうち、連絡がついた人数を数えることです。あわせて、連絡がつかなかった人に、どの手段を何回使ったかを書き出してください。足りていない手段が見えれば、明日から変えることが決まります。連絡の手間そのものを手放したい場合は、「採用代行はどこまでやってくれる?」で任せられる範囲を確認できます。

動画で見る

代表の中野谷が発信している YouTube「店舗運営チャンネル【採用と集客】」から、この記事に関係する回です。

【必見】採用だけじゃ意味がない!新人を定着させて即戦力化する極意
メールだけでは気づかれないので、メール・電話・SMSと、こちらでできることを全部やって「気づいてもらう」ことを最初の目標にする考え方を代表が話しています。

よくある質問

応募者にメールを送っても返事がありません。どうすればよいですか?

メールは他の通知に埋もれて、気づかれていないことが多いです。SMSで「メールでご案内を送りましたのでご確認ください」と短く知らせると、気づいてもらえる人が増えます。用件はメールや媒体のメッセージに書き、SMSは気づいてもらうための一報にします。

応募者への連絡はSMSと電話のどちらを先にすべきですか?

電話をして問題のない時間なら、電話をかけて、出なければSMSを送ります。夜など電話をためらう時間なら、先にメールとSMSを送り、翌日の適切な時間に電話します。どちらの場合も、手段を1つで終わらせないことが大切です。

応募者とのやり取りにLINEを使ってもよいですか?

使えますが、担当者の個人のアカウントではなく、店や会社のLINE公式アカウントを使ってください。最初の連絡をLINEにすると友だち追加の手間で止まりやすいので、電話やSMSでつながった後に案内するほうが進みやすくなります。

SMSで応募者に連絡するときの注意点は?

冒頭に店名を書くこと、用件を1つに絞ること、深夜や早朝に送らないことです。応募者の連絡先は採用選考のために預かった情報なので、ほかの宣伝などには使わないでください。

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